Facebookで見かけたこの画像がなんとも味わい深かったので訳します。
『ジュラシック・パーク』を愛する男による『ゴーン・ガール』のレビュー
最初に悪いニュースから話そう。『ゴーン・ガール』は『ジュラシック・パーク』ほど良い映画ではない。いや、結構面白いし、絶対に劇場で観るべき一本ではある。ただ、これから劇場に足を運ぶ人に「きっとこの映画は『ジュラシック・パーク』よりも面白いんだろうなぁ」という期待をして欲しくないだけなんだ。だってそうじゃないから。
『ジュラシック・パーク』と同じように『ゴーン・ガール』は本に基づいている。残念なことに、それだけが両者の共通項だ。デヴィッド・フィンチャーの『ゴーン・ガール』はベン・アフレック(人間)と彼の行方不明で恐らく亡くなっている妻(こちらも人間。というより、この映画には人間しか出てこない)についての映画だ。ある日突然姿をくらました彼女に、観客は「彼女はどこにいったんだろう?恐竜に連れ去られたのか?」と思うかもしれない。あまりネタバレはしたくないが、それは違う。もう一度言うが、恐竜はこの映画には全く出てこない。未公開シーンに登場する可能性はあるが、公開されてる編集バージョンに登場シーンはない。
つまり謎は(「なんてこった!?」と言いたいのはこらえて)、誰が「ゴーン・ガール」を連れ去ったのか!?と言うことになるが、彼女はキッチンに血痕以外の形跡を残さず姿を消す。そこで観客は「なるほどね、彼女のクローンを作ってテーマパークを開くのか!」と思うかもしれないが、それも間違い!このようにこの映画を見ている間じゅうあなたはずっと疑問を抱き続けることになるだろう。
まあ、これ絶対にネタだと思うんですけどね、それにしても下手な議論やレビューなどで畑違いのもの二つを比較して優劣の根拠にする人は多々見かけますね。
あと、去年『ジュラシック・ワールド』が歴史的ヒットをかましましたが、アメリカ人にとって『ジュラシック・パーク』は結構ポップ・アイコンになっていることを結構ショッピング・モールとか歩いてると実感します。Tシャツなんかもよく見かけるしね。この間『ジュラシック・パークIII』が傑作か否かで酔っ払いと熱い口論を交わしました。
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