『ホステル』『グリーン・インフェルノ』など数々のゴアホラーを世に生み出してきたイーライ・ロスの新作が児童向けファンタジー小説が原作で、思い切った起用に驚きつつ子供たちにどんなトラウマを残してくれるのか今から楽しみなんですが、邦題が『ルイスと不思議の時計』になると今更知りました。(原題は『The House with a Clock in Its Walls』)
この原作小説の日本語版タイトルも『壁の中の時計』なので更に邦題に変更が加えられたんですけど、そういえば児童向けファンタジー映画の邦題ってやたらと『(人命)と/の(名詞)』が多いことに気がついたので、今日は原題とだいぶ違う児童向けファンタジー映画の邦題をまとめてみましょう。
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(原題『The Golden Compass』)
シリーズ化の話はどこに行ったのでしょうか。
『ヒューゴの不思議な発明』(『Hugo』)
この手の邦題で一番ひどいと思うのは本作で、だって劇中でヒューゴは何も発明してない!
『ヒックとドラゴン』(原題『How To Train Your Dragon』)
邦題だけでなく、主人公の相棒Toothless(歯無し)がオードリー春日のギャグのせいでトゥースと真逆の名前に変更されたり、評価が高いシリーズなのに2作目が日本ではDVDスルーになったりと、日本のファンを常に怒らせることで有名な作品。今度3作目が公開されるが、果たして…?
『メリダとおそろしの森』(原題『Brave』)
まあ確かに『Brave』は訳しにくいタイトルだと思う。
『アナと雪の女王』(現代『Frozen』)
これらの作品群の中でも説明不要なビッグタイトル。
『バーバラと心の巨人』(原題『I Kill Giants)
- 作者: Joe Kelly,J.M. Ken Niimura,Chris Colombus
- 出版社/メーカー: Image Comics
- 発売日: 2014/05/20
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
10月に日本公開が控える本作は、タイトルどころかビジュアルイメージもまるで変わっている。
『プーと大人になった僕』(原題『Christopher Robin』)
現代の時点でシンプルな人名だったのに、邦題は見事にフォーマットに則ったタイトルに!ちなみに先週末観てきたんですけど、プーさんの映画を見ているとは思えないくらい陰鬱とした映画でした。
こうしたファンタジー邦題の傾向の原因は何だろうって考えると、多分ジブリの影響だと思うんですよね。やはり日本ではファンタジー=ジブリという認識が強いので、その影響力を考慮したマーケティングではないかと。『ハウルの動く城』とか『風の谷のナウシカ』とか確かに人名が入ったタイトルは多い。皆さんも何か見つけたらコメント欄とかで教えてください。