X-WOMENとメン&ウィメンズ・イン・ブラック

 出張中に見逃してた映画を観まくるために今週末は映画館に引きこもってます。が、連続で観た『X-MEN: ダーク・フェニックス』『メン・イン・ブラック インターナショナル』が軒並みニューロライザーで記憶を消されたんじゃないかってほど印象に残らない薄味映画でトホホ…。

 

 しかしこの2作品が共通して偉いのは、ブロックバスター大作の中で女性の活躍を描いていることだ。それはセリフでも明確に示されていて、『ダーク・フェニックス』ではミスティークがプロフェッサーXに「いつも男の命を救ってるのは私たち女なんだから、X-WOMENに改名したら?」なんて嫌味を言うし、『MIB インターナショナル』では同僚のエージェントM(テッサ・トンプソン)に敬意を示して、エージェントH(クリヘム)が「俺たちはメン&ウィメンズ・イン・ブラックだ!」なんてスピーチをする。この2人の相性の良さが『マイティ・ソー/バトル・ロイヤル』に引き続いていて素晴らしい。

 

 ……と、この2作品はマッチョイズム蔓延る旧態依然のハリウッドに一石を投じる可能性を持っていたのに、肝心の中身がショボすぎてガッカリなんだな〜。またまだブロックバスターは立て続けに公開されるけど、今年のサマーシーズンの映画興行が氷河期にならないことを祈るよ。

 

 

 

メン・イン・ブラック  インターナショナル (竹書房文庫)

メン・イン・ブラック インターナショナル (竹書房文庫)