最近、YouTubeではバスケと映画関連の動画を観ているからでしょうか、懐かしの*1『アメイジング・スパイダーマン』のこちらのシーンがオススメに表示されました。
これ、体育の時間に学生たちがバスケをしているところ、虐めっ子のフラッシュが垂れ幕作りをしている女の子のところにわざとボールを飛ばして塗料をこぼし、能力を得たばかりのピーターがフラッシュを成敗する、というシーンです。ピーターがヒーローとしての片鱗を見せるいいシーンなのですが、余計なことに気がついてしまいました。
何故あの文化系少女は、こんな危ないところで垂れ幕を作っていたんだろうか。
もう一度該当シーンを観てみましょうか。
シュートをブロックするフラッシュ
ボールが塗料の入ったバケツにぶつかってしまい…
「今のわざとでしょ!」と怒る女の子。
いや、これ、全ての責任をフラッシュに問うのは無理がないか?仮にフラッシュがこの子の方向にわざとボールをブロックし、バケツまで当てて倒したのだったら、スーパーパワーの素質があるのではなかろうか?なお、この後フラッシュはピーターに大恥をかかされてしまうが、改めて見返すと過失でここまで辱めを同級生の前で受けてしまうフラッシュがかわいそうに見えてならない。
余談ですが、トビー版もトム・ホランド版も、映画版のフラッシュは常にやられ役なのでいつも酷い目に遭うのがお約束ですが、文化系的に嫌なやつなトムホ版フラッシュは逆に愛くるしいので好きです。
各映画のフラッシュの性格の違いを比べると、各年代のスクールカーストの勢力図が変わっているのが見えて面白いですね。「学校でイケてるやつの認識が違う」というギャグが『21ジャンプストリート』にもありましたが、そう考えると『21ジャンプストリート』と同年に出た『アメイジング・スパイダーマン』のスクールカースト模様は少し時代遅れなのかもしれませんね。
*1:トビー・マグワイヤ版ではなく、アンドリュー・ガーフィールド版にさえついつい「懐かしの」と枕詞をつけてしまったのは、恐ろしいことであります。