ウィードを吸ってトラブルになったスポーツ学生

 今朝東海大野球部が活動停止のニュースが流れた時、恐らく大麻だろうなぁ〜なんて思っていたら、やっぱり寮内で部員が大麻を使用していたとのことでした。

 

 東海大は野球の名門校らしいので、その社会的影響力も大きようですが、実はアメリカでも似たようなニュースが最近ありました。

 

 NBAを代表するスーパースター、レブロン・ジェームズにはブロニー・ジェームズという息子がおり、現在高校生のブロニーですが、父譲りの才能で早くもNBA入りが有料駆使されているスーパー高校生です。さて、そんなブロニーは、父親レブロンプレーオフで激戦を繰り広げている真っ只中、何を思ってか自ら大麻を吸引している動画をInstagramのストーリーにあげたのです。

 

 動画はすぐに消去されましたが、高校生ながらにして5800万人ものフォロワーがいるので時すでに遅し、動画は拡散されてブロニーは大炎上しました。が、大麻に関しては比較的おおらかなアメリカですので、日本みたいに「未成年が違法薬物に手を出した!」とバッシングされたというよりは、「セレブの息子がバカやらかした」と冷やかす意見の方が圧倒的に多い様子でした。

 

 特にレブロンは今回、家族を誰もバブルに連れてこなかったので、ブロニー大麻を吸った動画を上げてから、レブロンが優勝してオーランドからLAに帰ってくるまで実に1ヶ月近くありました。ついぞ、レイカーズが決勝を制した際には、ファンはレブロンの優勝&ファイナルMVP受賞を喜ぶとともに、「(父親が帰ってくるので)ブロニーは今生きた心地がしてないだろう」とブロニーの身を案ずるコメントが溢れかえっていました。

 

 実際、ブロニーは今週、NFL選手のオデル・ベッカムJRと『コール・オブ・デューティー:ウォーゾーン』を一緒に生配信する予定だったのですが、急遽参加できなくなり、レブロンから外出禁止*1を食らったのではないか、と憶測が立っています。

 

 ブロニーのケースは社会的にというより、家庭内の問題としてたっぷり絞られたようです。まあ、いつも大麻容認派の記事を書いている僕ですが、流石に未成年の大麻吸引は奨励しません。東海大のやつもオーバーリアクトだなと思いますが、かといってアメリカの大学だったとしても大概の大学で禁止されているので出場停止処分は間違い無いでしょうし、何よりも吸っていない他の部員が可哀想だと思います。大麻を楽しむにも、責任感というものは持たないといけないですよ、というお話でした。

 

*1:ちなみにこの「外出禁止」は文字通りの外出禁止ではなく、アメリカの家庭でよくある罰(Grounded)で、子供が悪さをした時に携帯やテレビなどの娯楽品を一切取り上げられて部屋に一定期間閉じ込められることを言います。『サウスパーク』のバターズもよくこの罰(Grounded)を食らっていますね。