北の極貧映画事情

 ここ最近、日本の劣悪な環境の映像業界の愚痴ばかり言っている僕ですが、下には下があるんだなぁ、と驚愕したのはこちらの記事です。

 記事によると、北朝鮮映画界はデジタル化の波に遅れて未だにフィルムで撮影をしているそうです。何故なら、デジタルに転換すると、国中の施設をフィルム上映からデジタル上映できる機材に取り替える必要があり、返ってお金がかかってしまうとのことです。

 

 とはいえ、今やフィルムを手に入れるのも相当高額になりましたから、1カット1カットが命懸けです。1カットを撮影したがNGが出てしまった場合、そのNGが役者に起因するものならば役者が、スタッフのせいならばスタッフがフィルム代を負担すると聞いてビックリです。

 

 前記事にも書きましたけど、金正日は映画好きで有名で、『スター・ウォーズ EP3 シスの復讐』を全世界に先駆けて正日が見ることができたら、北の核開発を停止すると話したとされる逸話があります。真偽の程は不明ですけど、あの時ルーカスフィルムが融通を効かせてくれたら、更にここまで狂った国にはなっていなかったかもしれませんなぁ…。

 

taiyaki.hatenadiary.com