徒然

 わ、今普通にナチュラルに寝ようと思ってたら、今日のブログを書くのをすっかり忘れてました!まあ、でも明日朝も色々あるのでもう寝たいので日記程度に書き留めておきますが、スケッチ撮影から自分に課していた2週間の自粛が終わったので、今日は映画館に行きました。今住んでいる場所から歩いて行けるところにシネコンがあることを発見し、1ヶ月に一回くらい人が少ない時間帯を狙って観に行こうと思ってるんですが、今日は久々にハシゴをしました。

 

 僕のTwitterをフォローしてる方はお分かりのようにここ最近毎日『ランボー』シリーズを観ていたので最新作の『ラスト・ブラッド』を午前中に、昼飯を挟んで城定秀夫の『アルプススタンドのはしの方』を観にました。朝に血みどろのデストラップ映画を観て、濃厚な家系ラーメン食った後に清涼感溢れる青春映画を見る1日は緩急が激しくて面白かったです。(もちろん、映画も二本とも素晴らしく、今度ブログに感想記事を書こうと思います。と、宣言したら書かないフラグになるの、いい加減どうにかしたい)

 

 夜には次に撮影するスケッチについて撮影監督のスタッフと重めの意見交換をしたんですけども、中々にヒートアップしました。自分はかなりの頑固なのは自覚してますが、本音を言い合えるのは素晴らしく、恵まれた仲間がいるなとしみじみとしました。こんなの、忖度しかしなかった前の会社では考えられないですね。

 

 まあ、今日はこんなところですね、現場からは以上です。

過ちを犯した人間には、応援を

 日本は一度過ちを犯した人に対してとことん厳しい社会だと思う。不倫や浮気をしただけでニュースになり、ワイドショーやSNSで人格否定され、仕事までなくなり、赤の他人に「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」と惨めに謝らされるのは異常だと思う。果ては最近は、コロナにかかってしまった病人に対しても鬼のように厳しい。

 

 犯罪を犯してないのにこれだったら、薬物使用者に対しては言わずもがな。清原和博覚せい剤取締法違反で逮捕された時、当然国を挙げての総バッシングだった。よく覚えているのは、今やオピニオンリーダーとなった松本人志が「僕は嫌い」と『ワイドナショー』でぶった切っていた。

 

 で、何でこんなことを書き出したかというと、昨日石橋貴明と清原が『貴ちゃんねるず』で共演した動画を見て、ちょっぴり感動したからだ。石橋の言葉を書き起こしてみる。

(〜9:30より)
石橋「これね、伊集院(静)さんの本を読んだ時に、『一度好きになった人間を、もしその人間が、もうマックス人を殺したとしても、一度好きになった人間を最後まで愛せるか?』って。

それを自分が好きだなって思った人間は、最後まで応援してやらにゃいかんだろうって。

俺、本を読んだ時に、キヨさんが捕まった時に「え〜?」って(思って)。でも、俺これでキヨさんを、あんなに俺の為にボールを置いてくれてスイング指導してくれたキヨさんを…っと思った時に、『あ、俺はもうずっと応援していこう』(と決めた)

(中略)

『裏切っちゃいかんな』って。『清原和博を好きだ』って自分が思った時からずっと、これはやっぱ、最後に(清原を応援する人間が)何人かになっても、応援しないと、好きって言った自分を変えちゃいかんっていう」

 

 松本人志は、覚せい剤を使っていることを隠し、嘘をついていたことに腹が立ったという。だが、今まで散々テレビで共演し、その関係性や恩義に嘘をついてしまったのはどっちなのだろう?清原和博は確かに薬物使用疑惑を否定したが、認めたって思い社会的制裁を受けるのは目に見えていたじゃないか。実際には、清原自身が、覚せい剤の強い中毒作用で、薬物依存症に苦しんでいたというのに。

 

 そう、一度大きな過ちを犯した人間に必要なのは、更なる制裁ではなく、過ちを改めて社会のために頑張って欲しい、という応援なのだ。なお、先ほどの石橋貴明の動画は3本立てになっており、薬物依存症がいかに恐ろしいか、という点についても清原に語らせていて、非常にフェアで暖かく人情味溢れる企画だと思った。『とんねるずのみなさんのおかげでした』終了以来、久々の男気じゃんけんが行われたが、その結末は思わずエールを送りたくなる、綺麗なガッツポーズだった。

 

 

20代最後の誕生日はステイホームでかなり寂しかった!の巻

 また1つ、歳をとりまして29歳になりました。ご存知のように東京都のコロナ感染者数増加は止まらず、更に西日本を襲った梅雨前線が北上してとんでもない土砂降りの雨をもたらしていたので、外に出る気にもならず、本日はポケモンGO*1を1日やって終わりました。子供の頃はあれだけ楽しみにしていた誕生日、齢を一つずつ重ねるにつれ特別感が無くなっていきましたが、流石に一人だけで誰にも会わず引き篭もる誕生日は初めてのことで、ちょっと身にくるものがありました。

 

 「せっかくの誕生日なんだから、豪華な献立にしよう!」と思い立ち、チンで食べれるフライドチキンを買ってきましたが、頭の中で描いていた想像図とは違って地味ないつも通りの晩飯となりました。ケーキも買ってきました。写真に写ってるミニトマトは僕が苗から育てて収穫したものです。なお、久しぶりにワインを飲んだので、ちょっと今酔っ払いながらこの文章を書いています。

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 しかし、30が目前にもなってくると、ちょっと得体の知れない恐怖心みたいなものが芽生えてきますね。自分の同級生を見渡すと、それぞれ昇進したり、結婚したり、子供を作ったりしています。別に人並みに仕事して結婚して家庭を持つことが人生の正解だとは断じて思ってないですし、そう言う価値観を押し付けてくる連中は基本的にファックオフだとは思っていますが、とはいえ自分が今歩んでいる道も正解なのかは正直分からないです。根拠のない自信と不安が同居している常に不安定な状況にあります。

 

 仲のいいおじさんのディレクターなどは「まだTaiyakiくんも若いんだからさ、やりたいことやらないと!」と言ってくれていましたが、そう言ってもらえるのもいつまでなんでしょうね。と一人きりの誕生日に酒を飲んでしまったもので、なんか妙に辛気臭い記事になってしまいましたね。コロナじゃなかったら本当はこう言うパーティーを開きたかったものですよ!

 

プロジェクトX (字幕版)

プロジェクトX (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

*1:現在GOフェスティバルなるイベント中なのです!

そんなもん、いらねぇ!

 アメリカはまだ新型コロナウイルス の感染状況がひどく、様々なハリウッド映画の公開・製作目処が立っていません。今日も色々な新作映画の公開延期ニュースが立ち並び、そんな中に混じってあの映画シリーズも公開延期です。

 

 

 いや、そんなもんいらねぇよ!そのまま企画ごと白紙になって、一生作らないでほしいです。ファッキン・キャピタリズム・ディズニーめ。

 

 ところで、最近はまっていた『クローン・ウォーズ』を遂にシーズン6まで鑑賞し終えました。第6シーズンはオーダー66の片鱗を見せたり、フォースの存在をミステリアスに、かつ拡大解釈を可能とする離れ業をやってのけて大満足で、このままシーズン7に行っても良かったのですが、当時打ち切りでやきもきしたファンの気持ちを追体験したいと言う謎のマゾヒズムで、一旦回り道して製作順に『反乱者たち』を見始めたのですが…うーん、これが辛い。

 

 『クローン・ウォーズ』の最初の方でも同じ問題に直面していたのですが、『反乱者たち』もどうも「子供向け」が過ぎるんですよね。まだ『クローン・ウォーズ』の方は、アナキンやオビ=ワンといった主要キャラクターが十分にジェダイとして成熟していたからマシだったのですが、『反乱者たち』は主人公エズラがあまりにもガキっぽくて生意気で、フェニックスチーム自体も組織として未熟で、なにかっちゃドタバタとお互いに喧嘩するので観ていて非常にフラストレーションが溜まります。媒体がカートゥン・ネットワークからディズニーXDに移り、より低年齢の視聴者層をターゲットしているのも一種原因かも知れません。

 

 流石にシーズン2に入り、『クローン・ウォーズ』との繋がるエピソードは興奮したりするのですが、でもそれって結局のところただのファンサービスなんじゃないの?って気がして、まだ『クローン・ウォーズ』ほどにはSW世界を拡充する楽しさが見出せない状況*1です。これを耐え切った当時のファンたちは凄い…。

 

 とはいえ、フォロワーさんもシーズン2に入ってから胸アツ展開が続くと言ってましたし、なんたって『クローン・ウォーズ』も『マンダロリアン』も手がけたデイヴ・フィローニが『反乱者たち』も担当しているので、これはフィローニを信じてもう2シーズン頑張りたいと思います。……長いなぁ。

 

 

*1:とはいえ、本編ではあまり見えなかった帝国の支配下における市民の日常なんかが伺えるのは興味深いです。こういうミクロの視点が『クローン・ウォーズ』も楽しかったです。

君は4年前のアイスを食べた事があるか?

 何度か書いて来たが、僕が今住んでいる家は去年亡くなった祖母のマンションだ。祖母はハーゲンダッツのアイスクリームが大好きで、僕らが遊びに行くといつもハーゲンダッツを出してくれるくらい冷凍庫にストックしていた。

 

 祖母が倒れ、僕の実家の近くにある老人ホームに移ったのは4年前の7月だ。壁にかかっているカレンダーが2016年7月から変わっていないことから、その間誰もここに住んでいなかった事が分かる。いずれこの家は売り渡される予定で、僕は遺品整理という命も預かって今ここに住んでいる。(絶賛サボリ中だが)引っ越した初日には得体の知れない物体を冷蔵庫から大量に処分した、ということは前にも書いた。

 

 

 だが、捨ててないものもある。冒頭にも書いた、冷凍庫に眠る大量のアイスだ。 もう4年はそこに眠っているはずだが、僕は捨てなかった。「アイスには賞味期限がない」という噂を聞いたことがあったからだ。実際、調べてみると天下の製菓会社グリコのホームページにだってそう書いてある。

アイスクリームや氷菓は冷凍で保存されているため、温度管理をきちんと行えば品質の劣化が少なく、かなりの長期間で保存が可能。このため賞味期限を表示しなくてもよいとされています。


 僕は甘党だが、基本的に無駄遣いはしないので自分で買うことはあまりない。いつか無性にアイスが食いたくなった時に、婆ちゃんが遺してくれたこれらのアイスに感謝する日が来るんじゃないだろうか。ある意味、これは祖母の遺品である。そんな思いで、僕は2016年に購入された貴重なグリーンティーアイス4つを大事にとっておいた。

 

 月日は流れ、引っ越してから4ヶ月。暑い、暑すぎる!久しぶりに日本で過ごす夏、梅雨も長引いていることもあって蒸し暑くてしょうがない。なんだか口周りが「冷やし」を求めている。そうだ、アイスを食おう。婆ちゃんが遺してくれたハーゲンダッツを。「いつか無性にアイスが食べたくなった時」が、遂にやって来たのだ。

 

 早速、冷凍庫から一つ取り出し、開けてみる。くんくん。悪い匂いはしない。スプーンを指すと滑らかさはないが、匙に乗っかったそれは、どっからどうみてもハーゲンダッツのグリーンティーアイスである。よく婆ちゃんが振舞ってくれたな、懐かしい。郷愁を感じながら口に入れる。猛暑に少しの涼しさをありがとう、婆ちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴオェッ!!!!

何これ、マッッッッッッッッッッッッズ!!!!!!

 

 

 思わず、水洗い場で吐き出した。なんだこの食感。確実に冷凍庫にキンキンに冷やされていたはずなのに、全然冷たさを感じない。アイス特有のしっとり感がなく、パサパサする。しかもグリーンティーとパッケージに書いてあるのに、ミントの味がしやがる。これはとてもじゃないが、食えたもんじゃない。今まで味わったことのない、衝撃的な何かである。手に持っていた食べかけのハーゲンダッツ(2016年製)を思わずゴミ箱に投げ捨てた。冷凍庫に眠る婆ちゃんの残りの遺品も全部速攻で投げ捨てた。

 

 アイスには確かに賞味期限表示はない。だが、確実に「味」には適した期限がある。さっきのグリコのサイトもよく読んだらこんなことが書いてある。

とはいえ、ご家庭での保存中に、温度変化などによって味が変わることもあり得ますので、購入されたら早めに食べることを心掛けたいですね。

 

 だが、失敗を踏まえて、人間は賢くなっていくのだ。少なくとも、これから僕は街で知り合った人に問うことができる。4年前のアイス食ったことある?え?ないの?ニワカじゃーん!僕はあるね!