アミダラがオビ=ワンに復讐する!/『Jane Got a Gun』★☆☆

 ナタリー・ポートマン製作・主演作『Jane Got a Gun』を鑑賞。監督は『ウォーリアー』が高く評価されたギャヴィン・オコナー。脚本は本作に出演もしているジョエル・エドガートン、共演にユアン・マクレガー

※ビール飲んでたこともあり途中寝たので記憶が曖昧です。ポンコツですみません…。

f:id:HKtaiyaki:20160207171635j:plain

  前夫のダン・フロスト(ジョエル・エドガートン)と南北戦争で別れたジェーン(ナタリー・ポートマン)は、新しい夫ビル・ハモンドノア・エメリッヒ)と新しい生活を送っていたが、ある日ビルがギャング集団に襲われ瀕死の状態で帰ってくる。残忍なリーダー ジョン(ユアン・マクレガー)が率いるギャング集団に娼婦として囚われていた過去を持つジェーンは、ビルの仇を討つためにダンと共にとどめを刺しにきたジョンを迎え撃つ。

 

 アミダラ(ナタリー・ポートマン)×オビ=ワン(ユアン・マクレガー)だけでなく、オーウェン叔父さんジョエル・エドガートン)まで『スター・ウォーズ』プリクエル組が再共演していて、僕は女性による復讐モノが大好きで、何より『Jane Got a Gun(銃を持ったジェーン)』という題名のシンプルさに心を打たれて観に行った*1が、初登場17位と撃沈してしまった作品。僕の$9が初週にあげた僅か$80万7千ドルの興行収入の一部になっていると思うとどこか感慨深い。

f:id:HKtaiyaki:20160207175018p:plain

 

 個人的にもこの作品、前述してしまったように寝てしまったので如何ともしがたい。というのも酒が入ってただけでなく、過去と現在の時間軸を行き来する構成に難があった。98分という好印象が持てる上映時間なのに、この構成のためにまるで話が進まなくて退屈なのである。しかも時間軸を往復する割にはジェーンの過去がすべて予想の範疇で効果的とは言い難い。また、死んでたと思ったら生きてた!というネタを二人の登場人物に使っており、特に二回目の使い方はあまりにも安易でガッカリであった。

 

 ただし、流石にジェーンが銃を持って戦うクライマックスは燃えて、近年ではめっぽう少なくなってしまった正統派西部劇として応援はしたい。98分の尺をギャング集団との戦いに充ててくれたらもうちょっと満足したのになぁと思う、惜しい作品ではある。ちなみに僕は未鑑賞だが、評判の高い『ウォーリアー』も同じ構成をしているようなので、キチンと鑑賞して見比べてみたい。


JANE GOT A GUN - Official US Trailer - The Weinstein Company

 

 

 

*1:『ヘイトフル・エイト』デジタル版を鑑賞時に予告編を初めて観て、タイトルが出た瞬間劇場で笑いが起きた。