ブログ主Taiyakiの思い付きで始まった新対談企画の第4弾にして完結編!前・後編ないしはトリロジーで終わらせるつもりが、ピーター・ジャクソンもビックリな圧倒的な文章量に追われまさかの『新:エヴァンゲリヲン』式クワトロジー構成に!昨今の終わらないフランチャイズに文句を言い続けてきたTaiyakiはまさか自分もその罠にはまるとは思ってもいなかったが、今度こそ無事に対談記事を終わらせることが出来るのか!いよいよMassas52さんの2018ベストテン第3位~第1位と2019年機体の映画を語りつくすッ!
前回まで
Massas52さんのベストテン(第3位~第1位まで)
#2018年映画ベスト10
— TexasChainSawMassas (@massas52) December 31, 2018
①バッド・ジーニアス 危険な天才たち
②29歳問題
③愛しのアイリーン
④ミスミソウ
⑤A GHOST STORY
⑥恋は雨上がりのように
⑦寝ても覚めても
⑧M:I フォールアウト
⑨ウインド・リバー
⑩バトル・オブ・ザ・セクシーズ
第3位『愛しのアイリーン』~おまんこさせてくれ!~
Taiyaki:邦画多いですね!Massasさんのベストテン中4本邦画ですよ
Massas52:珍しくそうね
Taiyaki:やっぱ邦画は豊作だったんですか、今年は?
Massas52:そうね、結構映画館で見たなっていう
Taiyaki:単純にレベル上ってますよね、邦画って
Massas52:そうだと思う。別に『カメラを止めるな!』を普通に入れてもいいのに、あえて入れてなかったりしてこの本数ですからね
Taiyaki:この間同僚とちょっと軽い言い合いになりまして、「邦画ってやっぱレベル低いよね~」みたいな言い方にちょっとカチンときて(笑)いやいや、ここに居てそんなに最近の邦画を見れてないでしょ、っていう。で、Twitterとかでも今邦画界の状況を知って、最近ドンドン質が上がってるというのは知ってたんで。僕もたまに出張の飛行機内とかで観る邦画とかが面白かったり、2017年に久々に日本帰った時に観た邦画とかがやっぱ軒並み面白いものが多かったんで、一時の我々が大学生とか高校生だった時の酷い状況と比べたらだいぶ面白いものが増えてきたんですね
Massas52:メジャーな映画じゃないところでは当然良いものはあったんだろうけど、メジャーなところでも全然いいものは増えてるからね。これもベストテン挙げようか迷ったんだけど、『ちはやふる』とかも凄い良い三部作になったなぁって感じですよ
Taiyaki:ああ、僕も評判聞きますね
Massas52:今言ってて思ったけど、『ちはやふる』にせよ、『恋は雨上がりのように』にせよ、『ミスミソウ』にせよ、この『愛しのアイリーン』にせよ全部漫画原作っていうね
Taiyaki:ああそうですね、だから「漫画原作モノはダメ」っていうステレオタイプはもう当てはまらないですね
Massas52:もう全然良いものは良いっていう
Taiyaki:ただ、描かれてるスケールは全部比較的小さいんじゃないですか
Massas52:ああ、それはあるな
Taiyaki:やっぱちょっと、『BLEACH』みたいなのになると…
Massas52:広げだすとね
Taiyaki:目も当てられない状況になっちゃうっという。ちなみに『愛しのアイリーン』はどんな映画ですか?
Massas52:これは『ヒメアノ~ル』とかの吉田啓介監督で、安田顕が主演で40代くらいのオジさんが田舎でくすぶってて、ずっと独身だったんだけど、ある切っ掛けからフィリピンに行って…何故フィリピンに行くかと言うと、フィリピンで嫁を探しに行くっていう婚活ツアーに参加して
Taiyaki:フィリピンロケしてるんですか?
Massas52:その下りはね。で、フィリピンで見つけた女性と日本に帰ってきて、そのフィリピン人妻を実家に連れ帰って…っていうところから始まっていくんですけど、フィリピン人妻に対する母親の目とかね
Taiyaki:差別とかですか?
Massas52:…もありましたけど、『クレイジー・リッチ!』は上流階級の話だったけど、全然その低い層での話と言うか、また人種の話もあるしっていう…これもそういうところから始まるんだけど、これもまた凄惨な出来事になっていくって話なんですけど…
Taiyaki:このベストテンの中でどんだけ人が死んでるんだ!っていう
Massas52:で、フィリピン人妻との結婚の理由が、無理やり探しに行って、フィリピン人妻からすると、日本の男性と結婚することによって得たお金を実家に送るみたいな
Taiyaki:あー、出稼ぎですね
Massas52:出稼ぎとしての結婚が当初の目的なんですけど、そこで交わされていく恋愛みたいなのが後から出てきたりだとか
Taiyaki:最初はだからあくまでお金のためだったのに、お金を通わせていく、みたいな
Massas52:そういうステップもあったり
Taiyaki:そういった意味では僕最近面白い映画を観ました、『オーバーボード』っていうんですけど。コメディ映画で、カート・ラッセルの『潮風のいたずら』っていう作品のリメイクらしいんですけど、オリジナルは観てないんですけど。クリス・プラットの元嫁のアナ・ファリスの主演の映画なんですけど、アナ・ファリスは旦那が死んで労働階級で、女手一つで子供三人育ててたんですよ。お金もなくてバイトも掛け持ちして、でも彼女の夢はナースの試験を受けて合格してもっと楽な生活をする、っていうのが彼女の目標なんですけど
Massas52:うんうん
Taiyaki:そんな時に、ヨットの清掃員としてバイトして、その雇用主であるレオナルドっていうメキシコ人の大金持ちがいるんですけど、そいつがすげー嫌な奴で。アナ・ファリスが清掃に行くと女の子と超セックスしまくってて「お前もどう?」みたいなことを言う典型的な嫌な奴で。
Massas52:(笑)
Taiyaki:結局アナ・ファリスはレオナルドにクビにされて陸に戻されちゃうんですけど、レオナルドがひょんな事故で記憶喪失になるんです。ただ、それがヨットが出港した後で、ヨットの乗組員が気付かないうちにヨットから落ちちゃって記憶喪失者として発見されるんです。で、アナ・ファリスがレオナルドを発見して記憶喪失ということに気付いて「こいつを利用してやろう」と思いついて、「私は実はあんたの嫁なんです」って嘘をつくんです。
Massas52:はいはい
Taiyaki:で、「記憶喪失だけど家に戻ってきてよかったわ、さあ家族のために働いて」って色々そいつを働かせて、自分はナースの資格勉強のために頑張るっていうコメディ映画なんですけど。それも嘘で結婚関係を演じていて、最初はお金のための愛だったんですけど、それが段々真実の愛に代わっていくっていう話ですね。凄い面白かったのになぜか批評家受けはしなくて
Massas52:なるほどね。あと『へレディタリー』でお母さん怖いって話があったじゃない。こっちは別に恐怖映画じゃないんですけど、木野花さんっていう女優が超嫌だっていう(笑)他の映画だとそんなに主張が強くない役をやっているイメージなんですけど。っていうか、基本的にこの映画に出てくる人皆口が悪いんですよ
Taiyaki:今ビジュアルイメージ見てますけど、口悪そうです(笑)
Massas52:あんま意地のいいキャラはしてるイメージはないけど(笑)フィリピン人との口喧嘩が結構酷いんすよ。あと、お金目的の結婚なんで、中々セックスまで至らないっていうところがあって
Taiyaki:なるほど
Massas52:そこのどんどん安田顕が求めていく様がずっと面白かった(笑)
Taiyaki:わっはっは、いい意味でみっともなさそうですね
Massas52:これは別に書きおこさなくていいんですけど、「アイリーン、おまんこさせろ~!おまんこさせてくれよ~!」って台詞があって
Taiyaki:ぶわはははは!いや、書きおこしますよ!めっちゃ面白いじゃないですか!
Massas52:本当にこう言うトーンで言うんですよ(笑)
Taiyaki:しかも今日日セックスのことをおまんこって呼ぶのがもうみっともないですね!
Massas52:本当にみっともない。フィリピンに行くまでの過程もあるんですけど、そこでやってることもまあまあ酷いっていう
Taiyaki:風俗行きまくってるっていう?
Massas52:またちょっと違う酷さなんだけど…それがしかも実家だからお母さん居る中でやってて
Taiyaki:あっはっは
Massas52:で、引き戸開けたら母がちょっと覗いてるみたいな
Taiyaki:わっはっは、酷いな!エグッ!
Massas52:マジ恐怖だわ、この空間っていう(笑)
Taiyaki:ある意味『へレディタリー』!
Massas52:そうそう、今話してて思い出したけど、結構怖いんですよ、空間が。そういう情念にまみれた映画です。
Taiyaki:さっきちょっと差別の話が出て思ったんですけど、あと『クレイジー・リッチ!』にちょっと似てるっていう話も。『クレイジー・リッチ!』はでも言うてもアジア人っていうのを結構一括りにしてると思うんですよ。それでも『愛しのアイリーン』は日本人とフィリピン人という同じアジア人なのに、そこでの差別を描いているっていうのが面白いっていうか日本人的だなって思いましたね
Massas52:日本人的だよね。日本人ってあんまりアジア人っていう意識が無いよね
Taiyaki:そういう細かい差別っていうのはなるほどなぁと思いましたけどね
Massas52:そこはやっぱり自国の映画ならではの描写だよね
Taiyaki:しかし「おまんこさせろ!」って西村賢太みたいな世界ですね。僕この映画観てないんですけど、ベスト台詞賞は「おまんこさせろ!」になりましたよ!
Massas52:(笑)是非見てください、いろんな場面で出てくるんで
Taiyaki:一回のキラーワードじゃないんですか!
Massas52:まだ言うかってくらい出てくる(
第2位『29歳問題』~30目前は大変だ~
Massas52:これは香港映画なんですけど
Taiyaki:出た、Massasさんと言えば香港映画!
Massas52:私29歳になったというのもあるんですけど、29になった年に今年この映画が公開されて、たまたまですけどその年初めて香港に行ったというのもあるし
Taiyaki:ある意味記念碑的な作品ですね
Massas52:記念碑的ですね。まあタイトルの通り29歳を迎える、30歳になりそうな女性が二人出てきて、その二人は当初は別に全然絡み合うこともなく、ただそれぞれいるんですけど。方やキャリアウーマン的な人で、仕事もプライベートも順調な感じだったんだけど、段々29歳くらいになっていくと立場も変わってきて、プライベートも色々状況が変わってきてみたいな。それで色々抱え始めていくっていう人と、もう一人は結構割と基本は明るいような人で
Taiyaki:対比されているんですね
Massas52:そうそう、で、たまたまそのキャリアウーマンの方がマンションの問題で家を出ていかなくて行けなくて、仮住まい的に一か月間一回どっかにいかなきゃいけなくなって、丁度もう一人の女性がパリに旅行に行ってるからって一か月その部屋が空いてて、そこに住まわせてもらうことになる。で、そこにあったパリに旅行してる女性の日記をたまたま見たら、誕生日が同じ日に生まれたことに気付いて。その中に書かれていることを読んでいって、いかに自分とは違う人生を歩んで、または自分とは違う問題と直面していったりして、みたいなのを読んでいくっていう
Taiyaki:同世代ならではの。25歳過ぎたあたりの30歳近づいていく恐怖ってすごいですからね、僕も今直面してますけども
Massas52:それはよく言うけども、そこは全然少なくとも香港は共通なんだなっていうのは分かった。日本だけじゃないんだっていう
Taiyaki:嫌だなぁ、歳をとるって…さっきチラッと話を出しましたけど、ジョナ・ヒルが撮った『mid90s』が彼が中学時代を過ごした90年代のLAを舞台にしているんですけど、もう90年代が搾取される時代が来た!と。もうここ最近80年代だったじゃないですか
Taiyaki:今むしろクライマックスを迎えてます、80年代は
Massas52:終わりかけだよね
Taiyaki:来年も『キャプテン・マーベル』が90年代オマージュになりそうで、『ポケモン』も実写化されてって…ちょっとそろそろ我々90年代に思い入れがある世代が搾取される対象になったことに対して凄い恐怖を感じてるんです。僕らももうオジサンかと!
Massas52:そうね、そういう立ち回りも変わっていくのかと
Taiyaki:もう怖いですね…
Massas52:でも、そうはいっても90歳が主役として撮られる時代ですから*1
Taiyaki:ああ、上手い!上手いこと持って行った!
Massas52:まあ、30歳って捉え方ももうちょい変わってくるような気もするんですけどね
Taiyaki:さっきも言ったように人生伸びてますからね。30も青春時代ととらえても良いかもしれませんね
Massas52:そこはでも『29歳問題』は女性が主人公なんで、男女でまた捉え方が違うみたいなのはあるんじゃない?
Taiyaki:ああ、あるでしょうね、残念ながら
Massas52:ターニングポイント的なものがまた違うからね
Taiyaki:本当はただの数字なのにね
Massas52:で、これ映画も観たし、元々舞台なんですよ
Taiyaki:へー
Massas52:映画だとそれぞれの役を別の人が演じてるんだけど、舞台だとほとんど一人芝居で、両方の役を一人でやってるという。香港だとずっと長いことやってて、同じ人がずっと何年も繰り返しやってて、何年か前の公演に字幕を付けたやつを日本で公開する時があって
Taiyaki:それも観たんですか?
Massas52:それも観て、その演出兼主演の人が実際映画も監督して、その人がその時に来日もしてたんで、その舞台挨拶も見たりして
Taiyaki:比較してどうですか?
Massas52:当然舞台の方が長くやるので、でもどうだろう、役者が同じことによって面白い面と、違うからこそ出てくるアンサンブルの妙は当然出てくるので、全然違うところがあってよかったな
Taiyaki:なるほど、これもちょっと気になるところであります
第1位『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』~カンニングと言う名のケイパー~
Taiyaki:これは僕も先ほど見終わりましたが、とても面白かったです!
Massas52:これは面白かったね
Taiyaki:面白かったんですけど、1位かぁ、っていう驚きはありましたね
Massas52:俺が大体1位にする時って、思ってもみないところですげー面白かったものを観た時だよね。っていうのと、テストって面白いよなっていう
Taiyaki:いやー、だから僕も色々思い出しながら観てましたよ、自分が受験で苦しんでる時の事とか、センター試験の時間配分とか。それを考えたら、こいつら試験を終わらせつつ答えを覚えるとか本当に天才だろ!
Massas52:テストを映画にして面白いっていうのは本当にすごいなって思って。エンターテイメントとしてやったというのが。試験の見せ場っていうのがカンニングな訳じゃないですか。テストとかそういうので映画に出来ないかな、って学生の時思ったことが実はあったんですよ。それをここまでうまくやれるんだっていうのがちょっと感動したっていうのもある。
Taiyaki:確かに、学生にとって試験ほどサスペンスフルなものはないですからね。スパイ映画とかケイパーものみたいな撮られ方してるのが面白かったですね。
Massas52:そういうミニマルなところから話は始まっていくけど、そこでもスクールカーストと言うか階級みたいな問題意識も出てきてもいるし、そういう社会性のある面もあるけど、結構最後の方のトリックというか、すげープラン来たなっていう(笑)
Taiyaki:僕もバーコードとか言ってて何を言ってるんだろうと思ってたら、「印刷するの!?」って(笑)
M:ものすごい力技だよね(笑)更に時差を使うっていう
Taiyaki:4人で世界地図を広げて計画立ててるところあるじゃないですか。まんま『ワイルド・スピード』と同じだよ!
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Massas52:国際的なカンニングってアイディアが凄いよね。そういう題材からして思いがけない飛躍を見せてくれるあたり、僕はすげー好きだなっていう
Taiyaki:僕が一番印象に残ったポイントがあるんですけど「タイもLINE使うんだ!」っていう(笑)僕がアメリカに来て知ったのはLINEは世界共通の物じゃないっていう。日本しか使ってないんですよ
Massas52:アジアなのかな?
Taiyaki:中国はWeChatで、韓国はKakao Talkなんで。でもま、あれよくクレジット観たらLINEムービーズみたいなところが撮ってるじゃないですか。だからLINEが噛んでるんですよね、きっと。で、途中時差を思いつくシーンでアメリカ人みたいな人が子供とLINEでビデオ通話してるじゃないですか。いや、アメリカ人はLINE使わねーよ!と思いましたけど。まあ、LINEが作った映画だから仕方ないけど。
Massas52:まあ、確かにね(笑)実際の事件を元にした映画っていうけど、どこまで基にしたんだろうっていうのは気になるところだけれど
Taiyaki:マネする学生が出てきて欲しいですけどね。そういう青春を誰かに送ってほしい
Massas52:この映画のやり切った感と言うのが僕はすごい好きなんですよ
Taiyaki:タイの映画をそもそもそんなに観たことが無いんですよね。一作だけ『ザ・ヴェンジャンス』って映画は観たんですけど、『チョコレート・ファイター』もそうですけど、タイ映画ってアクションってステレオタイプがあるじゃないですか。まあ、そういうのしか輸入されてこないというのはあるんですけど
Massas52:あとアピーチャッポン(『ブンミおじさんの森』)とかね
Taiyaki:だからタイ映画ってまだ奥深いんだなぁとは思いましたね
Massas52:アクションだったりアート的だったりする方が日本に入ってきやすいけど、こういうエンターテイメント系が日本に入ってくるのは珍しいよね
Taiyaki:撮影とかもしっかりしてて、アメリカのプロダクションみたいな撮り方するなと思いましたよ。『BLEACH』とか今年観てたからなおより凄いなと思いましたけど
Massas52:『BLEACH』が良く出てくるな(笑)あと役者たちも凄い良かった
Taiyaki:あと、あの子が凄いかわいいんですわ、あの二重の子
Massas52:最初にカンニング頼んでくる子ね
Taiyaki:かわいいけど、相当なクズだなっていう
Massas52:総じてクズが出てくるっていう
Taiyaki:皆だって、自分の事しか考えてないじゃないですか。「頼むよ、おやじに殺されちゃうんだよ」とか(笑)
Massas52:「受かんなきゃいけないんだよ!」とか(笑)
Taiyaki:知らねーよ!っていう(笑)でもこれ観てて思いましたけど、ある意味日本だと作られない映画だと思ったのが、日本人っていやなほど真面目でいい子ちゃんじゃないですか。まず、成績優秀な生徒がカンニングを手伝うっていう発想、は日本にはないなと思いました
Massas52:まあ、現実にあるところはあるんでしょうけどね
Taiyaki:でもカンニングっていうのはやっぱりできない奴が無理やって、成績優秀な人には何のメリットもないじゃないですか
Massas52:この共犯関係がね
Taiyaki:もちろん頼まれてですけど、成績優秀な方も自発的に積極的に手伝うっていうのは新しいなと思いましたけどね
Massas52:そっち側にはそっち側の事情があるっていうのがね
Taiyaki:あとお父さんが木梨憲武にそっくり!
Massas52:確かにそういう系統の顔だよね
Taiyaki:だから『バッド・ジーニアス』は面白かったなぁと、楽しみましたね
Massas52:そういうのを忘れたくないなぁと思って1位にしましたね
ベストテンに挙げ忘れた映画
Taiyaki:僕は『スパイダーマン:スパイダーバース』!
Massas52:ああ、いいなぁ
Taiyaki:あれはアニメとして結構革新的だと思ったんですけど、何故か忘れてました。あと、最もここ最近で表現がドラッギーな映画だと思いました。
Massas52:そんな雰囲気は確かに感じる
Taiyaki:サイケデリックで、僕最初2Dで観たんですけど、超見づらくて3Dで見直したほどです。なので3Dが一番いいと思います。見たらわかります
Massas52:へー、楽しみだな
Taiyaki:で、『スパイダーマン』にありがちな「ベン叔父さんまた死ぬの?問題」を前提にギャグにするっていうのも賢いつくりでしたね。あれも面白かったです。公開も近いと思うので詳しくは言いませんが。ではMassasさんの挙げ忘れたベストは?
Massas52:えーとね、『パディントン2』
Taiyaki:うわー、観てねーよぉ…
Massas52:『1』『2』を目黒シネマで二本立てで観たんですけど。いや、そうか、観てないか…
Taiyaki:いや、『パディントン2』の評判の高さだけ知ってて超観てーと思ってて、『2』公開されたから評判の高い『1』をこのタイミングで観ようと思ってたけど結局忙しすぎて観れなくて…
Massas52:ありがちなやつだ(笑)
Taiyaki:やっぱ面白かったですか?
Massas52:面白いね、あれは。過不足なく、っていうとちょっと置きに行った感じですけど、ずっと面白いんですよ。あと、さっきも話したんですけど『ちはやふる』もやっぱいいんですよ
Taiyaki:ああー観たいなぁ、何とかしないと…
2019年期待の映画
Taiyaki:もちろんMassasさんは『バンブルビー』ですか?(注:Massas52さんは筋金入りのトランスフォーマーマニア)
Massas52:『バンブルビー』と『スパイダーバース』も…一番最初の『レディ・プレイヤー1』の時に話したけど、立て続けすぎる問題が今年も当然あって、2,3月が凄いんだよね。『バンブルビー』にせよ『スパイダーバス』にせよ、確か3月くらいだったんで。で割と『アクアマン』も近い時期にあって
Taiyaki:ああ、観ました
Massas52:で『キャプテン・マーベル』もあるじゃないですか
Taiyaki:確かに
Massas52:やべーなっていう
Taiyaki:怒涛(笑)
Massas52:怒涛だし、今挙げたタイトルは全部自分的にはすごい楽しみにしてるもの何で
Taiyaki:殺す気か!って
Massas52:受け手側として大丈夫かって(笑)毎週過呼吸になるんじゃないかっていう
Taiyaki:まあ、前も言いましたけどMassasさんは『バンブルビー』を観て勃起して号泣しますよ!
Massas52:いや、感情の発露の仕方がおかしいよ!
Taiyaki:僕は何と言っても『GODZILLA キング・オブ・モンスターズ』と『名探偵ピカチュウ』ですね
Massas52:『名探偵ピカチュウ』は超楽しみですよ
Taiyaki:MassasさんはポケモンGOからポケモンにハマってる人ですからね(笑)
Massas52:リアルタイムでポケモンに熱狂してる人としてはすごい楽しみですよ。まさかのライアン・レイノル
Taiyaki:ブログにも書きましたけど、予告編のデザインには感動しましたからね、まあいい映画になるんでしょうけども。あとはタランティーノの『Once Upon A Time In Hollywood』
Massas52:これはだって、だってさ、ブルース・リーが出てるでしょ
Taiyaki:いや、「だって」って(笑)それはMassasさんの視点でしょ!
Massas52:だって遂に本丸にタランティーノが手を出すわけですよ!ちょこちょこと『キル・ビル』を始め色んな所で触ってきてた人が。それがとうとう出るのかと…
Taiyaki:あと#MeTooを経てどうなるのかな、と気になるところですけど
Massas52:あとここ最近のタランティーノって歴史を捻じ曲げてまでの復讐劇をするじゃないですか。そこでブルース・リーですよ!
Taiyaki:分かったよ!ブルース・リーは分かったよ!
Massas52:皆思ってるけど、ブルース・リーがシャロン・テートを助けるんじゃないかっていう。実際コーチだったという話もありますけど
Taiyaki:Massasさん的には『Once Upon A Time In Hollywood』でも勃起して号泣すると!
Massas52:うるせーよ!
Taiyaki:ということですね、この対談も3時間ですよ!今からこれを書きおこしとなると頭が痛くなりますよ!まあ、書きおこし頑張りますので、今回はありがとうございました!
Massas52:ありがとうございました…無理やり終わらせたな(笑)
Taiyaki:じゃないと、終わらないから!
Massas52:はいはい(笑)ありがとうございました!
(対談終わり・第二弾の予定は未定)
*1:対談の【前半】『運び屋』の項を参照。