常々言っておりますが、僕はブログ読者の皆様や『スケッチブック/SKITBOOK』の活動を応援してくださる皆様のことは株主みたいなものだと思っておりますので、定期的に業績報告をしていきます。
先週発表した『政治的に正しい報ステのCM』はYouTubeやTwitter上で大変バズりましたので、今週出すスケッチがある意味正念場だと思いまして、自分なりにも結構な自信作『東京マスクコレクション』を公開したつもりでした。
撮影段階でゲラゲラ笑っていたので、これは絶対ハネる!と思ったんですけど、中々先週と同じような甘い蜜は吸えず、それどころかいつもだったら必ず1万再生は超えるTikTokでも前編が1000台、後編が700台で止まってしまいました。
@skitbook 東京マスクコレクション (続きはYouTubeで) ##ショートコント ##コント ##マスク ##TGC ##お笑い ##ファッション ##今をもっと楽しみ隊
♬ オリジナル楽曲 - スケッチブック【オリジナルコント】
もちろん、そんな生易しいものではないとは理解していましたが、流石に手間暇時間かけて作ったスケッチがスベると精神的ダメージも大きく、今週はスマホに穴が開くんじゃないかというくらいTikTokの分析ページを見ていました。更に追い討ちをかけたのが、TikTokを開設してからずっとうなぎのぼりだったフォロワー数が、初めて減少に転向してしまったんですね。たった4人減っただけですが、それでも軽くショックは受けました。
しかし、ただ落ち込んでいたって何も生まれてこないので、自分なりに原因を分析をして見ましょう。
①テンポが遅かった
TikTokは60秒以内にストーリーというか流れを構築しないといけないメディアで有り、最初の3秒が勝負と言われています。今回のスケッチは短めだったのでいけるかと思いましたが、確かに見返してみると「ファッションショー」というコンセプトを視聴者が理解するためには時間がかかり過ぎてしまっていたかもしれません。
逆に言えば、先週の『政治的に正しい報ステのCM』なんかは冒頭からして何がやりたいか明確ですし、TikTokで100万再生を記録した『地震でTwtterに集合する人たち』も開幕で画面が揺れていて視聴者の興味を惹くものになっていたから流行った、と分析をすることが可能です。
②いつもとスタイルが違った
先週の『政治的に正しい報ステのCM』は例外として、僕がTikTokで人気を得たスケッチ/コントは、ズームレンズで急に引いたり寄ったりするスタイルが特徴的で有りました。そういったスタイルで手軽に行うミニコントシリーズは『SKITBOOK mini』として自分の中で勝手に区分しており、照明を立てたりメイクしたり役者を入れたり手の込んだオリジナルコントを『SKITBOOK』というシリーズと呼んで、YouTube上で再生リストを分けています。
そして、時たま『SKITBOOK mini』を撮影・編集する時間が取れない時に、昨年YouTubeで撮影した『SKITBOOK』のスケッチをTikTokように編集してアップする時があるのですが、これらのスケッチは例外なく成績が悪いです。実際、今回『東京マスクコレクション』をアップした時に「いつものカメラワークが好き」というコメントもいただいてしまいました。なので、TikTokの視聴者層を意識するならば、いつもの『SKITBOOK mini』をどんどん量産していくべきなのでしょう。
ただ、これは個人的に複雑なのは、『SKITBOOK mini』はコロナ禍でスタッフ呼んだりキャストを呼んだりすることが難しく、苦肉の策で始めたスケッチシリーズなので、本来は手の込んだ設定コントをやりたい、というのが僕の正直な気持ちです。視聴者のニーズと、僕個人のやりたいことと、どう折り合いをつけていくのかが課題です。
③コロナネタが多すぎる
コロナが今僕の中では一番身近な風刺ネタですし、基本的に僕はステイホーム生活を送っているのでしょうがないのですが、確かにTikTokでアップしているネタ14本中8本がなんらかのコロナ要素が関わってきています。視聴者に飽きられてしまった可能性は無きにしも非ずですが、ただスタイルや切り取る角度が毎回違うので、個人的には薄い線だとは思っています。
④TikTokのアルゴリズムから外れてしまっている
これは結構大きいと思っていますが、僕には6600人を超えるフォロワーがいるわけで、今回のコントが1000回再生数行くか行かないか、っていうのは、視聴者に好かれるかどうか以前に単純にそもそもオススメとして各フォロワーに届いていない可能性が大きいです。
自分で動画を選択するYouTubeと違って、TikTokは基本的にランダムに動画がフィード(おすすめ)に流れてきます。実は今回に限らず、最近の僕の『SKITBOOK』のコントは片方のパートがバズっても、もう片方のパートの再生回数がそこそこ、というパターンが増えてきたので、何かしらの要因でTikTokのアルゴリズムに無視されている可能性があるのではないか、と思っています。動画のサムネイルだったり、ハッシュタグだったり、微調整を続けて行くしかありません。あと、「続きはYouTubeで」みたいに他サイトにアクセスを促すような文言もTikTokのアルゴリズムに嫌われた要因の一つかもしれません。
⑤そもそもTikTokはあまり気にするべきではない
根底を覆しますが、そもそもTikTokでいくら再生回数を伸ばしたって、僕には一銭も入ってきません。大事なのはYouTubeのチャンネル登録者数ならびに再生回数であって、こちらが育たない限りいくらコント制作活動を頑張ったところで僕には広告収入が入ってきません。当然、TikTokのお陰でYouTube登録者数を伸ばしてきた側面は絶対にありますが、それでも6600人TikTokでフォロワーがいるのに、僕にはせいぜい264人のチャンネル登録者数しかいないんです。
つまり、TikTokからYouTubeに流れてくる視聴者があまりにも少なくて非効率的なのに、毎週毎週TikTokの動画分析画面を食い入るように眺めて一喜一憂する様は精神衛生上とても不健康な気がしてきました。初心に帰って、TikTokはバズったらラッキー、そこからYouTubeの登録者数が増えたら超ハッピーくらいに考えて、YouTubeでチャンネル登録者数と再生回数を増やすにはどうしたらいいのかに力を入れて行くべきではないか、ということです。
⑥皆様にお願いができること
最後に、いつも僕のブログを読んでいただいている皆様、『SKITBOOK』の活動を応援していただいている皆様に、大変厚かましくて不躾なお願いが一つだけあります。
どうかチャンネル登録してください!切実に!
少なくとも、そんじょそこらの芸人やコメンテーターなんかよりは面白い風刺コントをやっているつもりです。茂木健一郎とか上野千鶴子の報ステパロディよりよっぽど面白いよ!日本に欧米みたいな社会派スケッチ/コントを根付かせるためにも、今後とも頑張って行く所存ですので、何卒引き続き応援よろしくお願いいたします。