エンドクレジットは誰が作っている?

 自主映画をやっている身として、最近観た『シャドウ・イン・クラウド』はエンドロールを見るのが楽しかった。制作のトム・ハーンが第二班監督でも起用されているのを見つけたり、使用楽曲が音楽素材会社からライセンス取得しているものを使用していたり、スペシャルサンクスで制作会社への投資家たちが掲載されていたり、低予算の現場で頑張って作った感が伝わってくるからだ。

 

 その中で、一つニコニコしてしまうクレジットが、「エンドクレジット制作: endcrawl.com」だった。僕は知らないサイトだけど、一目見ただけでエンドクレジットを作ってくれるサービスだということがよくわかる。金額は作品の規模(掲載される人の数)によるが、一番安くて$499のプランが用意されている。

 

 自主映画をやっていると「クレジットくらい自分たちで作れば?」と思うかもしれないが、クレジットを外注するのはある程度大きい映画ならよくある事だ。映画制作は軍隊に例えられるが、それほど人数が多くて把握するだけ難しいし、スペリングチェックや税金控除を受けた場合のロゴなどを管理する必要がある。

 

 僕がよくエンドクレジットを眺めている時に見つけるのは「Scarlet Letters」という会社。サイトはショボいのだけれども、それが逆に老舗感を漂わせている。実際、制作作品リストを見ると、どれもこれも全部見たことのある大作ばかり。

 

 伝統的な黒字に白文字だけじゃなく、派手なエンドクレジットやオープニングクレジットもあるけれど、Sarofskyはモーションデザインをクレジットと結びつけるのが得意な会社。印象的なクレジットをよく出すジェームズ・ガンの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ザ・スーサイド・スクワッド』なども手がけている。

 

 タイトルデザインといえば、一昔前だとソウル・バスカイル・クーパーなど、グラフィック・デザイナーの名手が手がけたクレジットが下手したら映画本編よりも記憶に残ることもあった。こちらは随分前に記事にしたかな…最近は誰が有名なんだろうな。