噂の速さ

 今日はボランティアでエキストラとして参加してきたんですけど、知っている顔馴染みばかりの現場でかなり緩く楽しんで撮影してきたんです。狭い業界なので、僕が先週トンデモなくブラックな現場に入っていたことをみんな知っていて、それぞれ心配の声をかけてくれました。一方で、僕にハラスメントをしていた人たちのことも知っていたようで、あれよこれよと皆が遭遇した色んな体験談を聞きました。

 

 僕は映像業界の中でも、友達の友達を辿ればすぐ誰かに繋がるくらいコミュニティに属しているのですが、いい噂も悪い噂もすぐに広まります。他人に辛く当たる人たちの評判も間違いなく下がっていて、プロデューサーたちも使いづらくなってくるに違いありません。そう考えると、現場で怒鳴ったり手を出してくる人間というのは、もう間も無く仕事を失っていく絶滅危惧種みたいなもんなんですよね。これからハラスメントに遭遇したら、希少生物に出会ったような気持ちで穏やかに臨みたいと思います。

 

 話を戻すと、好きな人たちばかりがいる現場はやはりやりがいも満足度も疲労感も全然違いました。仕事はやはり人で選んだ方がいいですね。