RIP 鳥山明

 今日はずっと心にぽっかり穴が空いたような状態です。

 

 僕が子供の頃アメリカに住んでいた時、『ドラゴンボールZ』が大人気でみんな孫悟空ベジータの話をしていました。夏休みに母親の実家である福岡に帰ると、母親が学生の頃に読んでいた『Dr.スランプ』があってゲラゲラ笑ってました。しかし時々、表紙に描かれている機械や動物のディテールの細かさには小学生ながら感嘆していたのを今でも覚えています。

 

 僕が本格的に鳥山明にハマったのは中学生になってお小遣いで『ドラゴンボール』完全版を全巻揃えた時で、休み時間はとにかく孫悟空を模写するような10代を送っていました。今でも見ないで孫悟空やピッコロを描けるはずです。大学を卒業してアメリカに留学した時、親友だったメキシコ人は『ドラゴンボール』を愛していました。今僕は台湾に遊びに来ていますが、街でたまに孫悟空を見かけます。

 

 このように鳥山明が世代と国を超えて与えた影響は語るまでもありません。今この世に出ている漫画の全てが鳥山明の影響下にあると言っても過言ではないはずです。僕自身は大人になるにつれて鳥山作品に触れる機会は少なくなりましたが、少なくとも10代のある期間、僕にとって『ドラゴンボール』が全てだった時代がありました。そしてもちろん、それは世界中の人にとっても同様なことは、かめはめ波が世界共通語になっていることからも分かるでしょう。

 

 そのあまりにも早すぎる逝去には悲しくて仕方がありませんが、それよりも鳥山先生がこの世に残してくれた素晴らしい物全てに感謝したいです。ありがとう、鳥山先生。