広島に原爆が落ちたことを知らないキャプテン・アメリカ

 日々『SKITBOOK』のネタを探していますが、リサーチ中に見つけたこちらのコントが面白くてですね。

 

 キャプテン・アメリカが悪の親玉を追い詰めるんですが、ヴィランが「東海岸の3つの都市に核爆弾を落とすぞ!」と脅すと、キャップが「大勢の罪のない一般市民を一瞬にして消滅させる核兵器を落とすなんて、鬼畜の所業だ!誰がそんなことをするんだ!」と激昂するんですが、キャップは第二次世界大戦の終焉を氷漬けになっていて見逃しているものだから、アメリカが2度も「鬼畜の所業」を行なっていることを知らないんですね。悪役の方が気まずくなる、というコントです。

 

 なお、MCUにおいてのキャップは自分がコールドスリープになっている間に流行ったものなどを学んでいる描写が『ウィンターソルジャー』でありましたが、こうしたアメリカ暗部の事もキチンと学んでいるんでしょうか。

 

 あともう一つ面白かったのは「レイシストキャプテン・アメリカ」というこちらのコントです。こちらもキャップが凍結から目が覚めるのですが、1930~40年代の価値観で生きていたキャップが黒人やアジア人、女性や同性愛者に侮蔑的な態度を取ってしまう、というコントです。戦後80年以上経ちリベラルで人権意識が高まった現代を説明しようとすると「ヒドラに支配されたのか」と驚愕するのが笑えます。

 

 どちらのコントも個人のYouTubeチャンネルなのに、プロダクションバリューがしっかりしていて凄いなと思いました。僕も『SKITBOOK』で目指しているところであります。