そもそも前提がおかしい

 昨日のブログ書いてなくてすみません!ということで昨日の話なんですけども、とある日本の大学で教鞭をとっているアメリカ人教授から『スケッチブック』に関する取材を受けました。日本の風刺系コメディを研究している人だそうで、なんともニッチなジャンルを研究する人がいるもんだと感心しました。

 

 たとえば、昔『トリビアの泉』で「ドラえもん」ネタが取り上げられた時に、必ず「ドラえもん研究家」なる肩書きの大学教授が登場して、大学とはいろんな事を研究できる夢のような場所なのだなと子供ながら憧れていた記憶がありました。が、それはむしろ「ドラえもん」だから成り立つ研究であって、日本の風刺コメディなんて両手で数えられるか否かくらいしかいないのに、研究として成り立つなんてビックリですよね。

 

 んでまあ、インタビューが終わった後に雑談していたんですけど、「トランプ勝つと思う?」と聞いたら明から様に顔が暗くなりました。「その可能性はあるね」と答えつつも続けて「そもそも、刑事事件で有罪判決を受け、レイピストで、ロシアとの関わりを隠そうともしない人間が、大統領候補として国民の半数近く支持を受けている現状がおかしすぎる」と現代のアメリカを嘆いていました。確かに、もう前提が狂い過ぎてますね…。何故トランプが人気なのか、分析するのも馬鹿馬鹿しくなります。

 

 その帰り道、どっかの極右政党が反LGBTの演説を行なっていました。日本もすぐそこですね。