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スーパーボウルとビヨンセ

雑記 音楽 アメリカ

 こっちでは今スーパーボウルのハーフタイムで見せたビヨンセのパフォーマンスが話題だ。

 一見ただのド派手なパフォーマンスに見えるが、これが今アメリカでビヨンセボイコット運動を引き起こすほどの論争になっている。というのもビヨンセが披露した新曲「Formation」は「Black Lives Matter(黒人の命だって大切だ)」運動を歌ったもので、ビヨンセとバックダンサーたちの衣装はブラックパンサー党を想起させるからだ。ビヨンセがこの曲を歌ったのは近年警官による黒人青年たちへの暴行が問題になってて、タランティーノが『ヘイトフル・エイト』公開前に警官へのボイコット運動に参加したことにも関連しているわけだが、スポーツファンは「せっかくのスーパーボウルの大舞台でヘイトや人種差別を歌うとは何事だ!」と怒ってるわけ。

 

 でも自分の思想やメッセージ、社会への憤りを作品に込めるのがアーティストでしょ。こんなことに一々文句言ってるから「君を愛してる」とか「震えるほど会いたい」とかくっだらねー曲ばっかりになっちゃうんじゃないか。芸能人は政治について語るなとかいうバカは日本だけに限らず世界中にいることが分かったが、今回ビヨンセが特に50周年という節目のスーパーボウルでとった行動はとても勇気のあることだと思う。

 

 ところで、メキシコ人の友達がカーステレオでメキシカンヒップホップを流してて、「メキシコの歌は愛の歌ばっかり」と呆れてたので、「日本の歌だってそうだし、世界中どこでもそうだと思うよ」って言ったら、「いや、アメリカのポップソングはパーティーとドラッグについてしか歌わないよ」って言ってて確かにその通りで笑ったよ。