チャンスはテキトーに掴み取れ!

 「FilmFreeway」という世界中の映画祭をまとめたポータルサイトがありまして、先日撮った『チェイス!!』が我ながらとてもいい出来の作品になったと思うので、短編映画や縦型映画、スマホ映画など関係ありそうな映画祭に片っ端から応募しました。

 

 「FilmFreeway」には本当に色んな映画祭が載っているので、映像作りをしている皆さんは是非利用をオススメしますが、逆に言うと色々あり過ぎていちいち概要欄を読んでいられないんですね。なので大抵リスト表示で上からテキトーにクリックして行って応募して、合計で85本くらいの映画祭に応募してしまいました。

 

 そうすると、あまりにもテキトー過ぎたんで、どっかの映画祭から「うちは東欧出身者専用の映画祭です」と怒られて既に一つ失格となってしまいました。また、さっきメールを覗いたら今度は別の映画祭の運営が挨拶で「今年の映画祭のテーマはSDGsで〜」などと書かれたメールを送ってきたので、おそらくここも落ちます。

 

 こういった例は何も今に始まったわけではなく、過去にも『LIKE』という短編映画を撮った際も同様に片っ端から映画祭に応募していたわけですけど、そうすると忘れた頃に一つだけ映画祭で上映されると通知が来ました。

 

 喜んで詳細を聞くと、どうもノースカロライナ州「黒人女性の地位向上」をテーマにした映画祭での上映だったんですが、『LIKE』は現代SNS社会を皮肉ったホラーコメディでして、全くそんな映画ではありません。意味が分かりませんでしたが、よくよく考えてみると、『LIKE』には僕の友達の黒人の女の子に1シーンだけチラッと出演してもらっていたんですね。おそらくこの一点のみでノミネートされたんですけど、いや運営側も大概テキトーすぎるだろ!

 

 

 まあそれは置いといて、『チェイス!!』が何か映画祭に引っ掛かったらまた報告しますね!

 

 

真の意味での「スポーツの力」とは何かを教えてやる

 僕は学生時代から長らく、「スポーツ」というものに苦手意識を持っていたが、体育会系の持つ「特権」的雰囲気が嫌いだったのだろう。多少他人に横柄な態度を取っていようが、運動ができれば人気者だしモテる。理不尽なハラスメントも「体育会系のノリ」という魔法の言葉で許される。まあ、これも一種のステレオタイプなんだろうけど、そんな気持ちをこの発言を聞いて学生時代以来久しぶりに思い出した。

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【6/12】オンライン飲み会のお知らせ

 先月5月末は『チェイス!!』の製作準備で忙しかったのでオンライン飲み会が中々できませんでしたが、ようやく少し余裕ができましたので、今月はバンバンオンライン飲み会を開催したいと思います。その前に、『チェイス!!』の宣伝をもう一丁!

 

 次回のオンライン飲み会は6/12(土) 21:00 から行います!もちろん、会場はいつも通り『スケッチブック/SKITBOOK』で行います。

 

 肝心のテーマですが、前回応募でいただいた「キマる映画特集」「映画の中の不思議な食べ物特集」の2本立てでいきます。

 

 まず、応募によりますと「キマる映画」というのは、「酔っ払って見るくらいがちょうどいい、もしくはキマることによって面白さや感動が増す映画」ということだそうで、、例として『ザ・ルーム』や『タッカーとデイル』が挙げられていました。要はお酒飲んだりして変性意識が起きている状態の時に見ると楽しい映画で、いろんな映画が当てはまると思いますので、ぜひみなさん色々ご応募いただけますと助かります。

 

 次の「映画の中の不思議な食べ物」は、映画の中で登場する不味そうだったりヘンテコだったりする食べ物をあげるコーナーだそうです。例としては『セブン』の「大食の罪パスタ」が挙げられていました。

 

 

 お便りは、いつもどおりhktayaikiあっとgmail.comか、こちらのブログのコメント欄、『スケッチブック』か僕の公式TwitterInstagramのDM、リプライ、あるいは匿名メッセージサイトのマシュマロなどにてよろしくお願いします。

 

 あと、気が早いですが、更に次次回のオンライン飲み会でみんなで遊べるゲーム企画「映画ビンゴ」も考えてます。詳細は次回発表しますので、お楽しみに!

 

 

時代は変わる

 今現在NBAプレーオフ一回戦の終盤で、本日フェニックス・サンズVSロサンゼルス・レイカーズの第6戦でした。NBAプレーオフは先に4勝したチームが次のラウンドに進める仕組みで、今日の試合開始時点でサンズが3勝、レイカーズ2勝と王手をかけていた状況でした。

 

 今年は僕の推しのラプターズが7年ぶりにプレーオフを逃し、八村塁属するウィザーズも東地区1位の76ersを前に4-1で敗れてしまったため、僕の中では既に今シーズンへの関心は薄れつつありましたが、その中でも注目していたのはレブロン・ジェームズ率いるロサンゼルス・レイカーズでした。

 

 昨年バブルという高負荷環境でファイナルを繰り広げたレイカーズマイアミ・ヒートにとって、今シーズンは苦境に立たされるシーズンでした。昨年はコロナの影響でファイナルが大幅に後ろにずれ込んだのに、リーグとしても財政面から今シーズンを当初の予定より早めに開催せざるを得ず、両チームはわずか1ヶ月半という短さのオフシーズンしか与えられませんでした。さらに、今シーズンはオールスターゲームはやらないはずだったのか、やはりビジネス的観点から急遽開催することになり、レイカーズとヒートのプレイヤーは肉体を酷使した状態でレギュラーシーズンを戦ってきました。

 

 今シーズン両チームとも苦しめたのは選手の故障で、昨シーズンの両カンファレンスを制したチームとは思えないくらい思ったよりレギュラーシーズンの成績をあげられませんでした。特にレイカーズは終盤に新型コロナウイルスプロトコルに苦しめられ、まともにチーム揃って練習もできないままポストシーズンに向かうことになりました。昨シーズンから導入された7~9位までのチームがプレーオフをかけて戦うプレーイントーナメントを開催したことも、更に負荷をかけたと思います。

 

 プレーオフが始まると、ヒートは早々にミルウォーキー・バックスに4連敗のスウィートを喫してしまいました。レイカーズとサンズのシリーズも、レイカーズは2勝を挙げて食いついていましたが、先日行われたゲーム5が30点の大差で負けてしまったことや、エースの一人であるアンソニーデイビスが鼠蹊部の怪我をして離脱したこと、更には相手のサンズの勢いと覇気を考えると、今年のレイカーズの連覇は無理なのでは?という空気がNBAファンの間では流れていたと思います。

 

 しかし、僕はやはりレブロン・ジェームズなら何か奇跡を起こすんじゃ無いかと思っていました。プレイイントーナメントでは宿敵ステフィン・カリー率いるゴールドステート・ウォリーアズと一騎打ちとなりましたが、目を負傷したまま決勝打のディープスリーを決めたのには鳥肌が立ちました。レブロン・ジェームズは18年のキャリアでファイナルになんと10回進んでいます。なんなら、2018-2019に怪我を逃してプレーオフを逃した時以外は、2010-2011シーズンからさっきに至るまで毎年レブロンが所属しているチームはNBAファイナルまで勝ち進んでいました。

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 つまり、プレーオフに行けばファイナルに行くのがレブロン・ジェームズであり、それが半ば常識化しているという狂った状況にNBAファンは置かれていたのです。なので、このシリーズもレブロンは周囲の評価や雰囲気なんか吹っ飛ばしてゲーム7まで持ち込んで、一気に決勝まで行くものだと思っていましたが…。

 

 結果としてはゲーム6はサンズの圧勝で、ロサンゼルス・レイカーズはファーストラウンドで敗退してしまいました。レブロンが18年のキャリアの中で、プレーオフ初戦で敗退したのは初めてだということですが、さらに印象深いのは今シーズンはこの10年間で初めて決勝にレブロン・ジェームズもステフ・カリーも行かない年になってということです。(GSWもまさかのプレーオフ逃しましたし)

 

 二人がスーパースターすぎて、永遠にリーグのトップに君臨しているものばかりだと思っていましたが、とはいえ二人も立派な人間です。NBAの時代もしっかりと変わるんだなぁ、とボブ・ディランを聴きながら感慨に耽っていましたが、よくよく考えたらNBA見初めてまだぺーぺーの2年目の僕がいうことでは全く無いですね!

 

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THE TIMES THEY ARE A CHAN

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縦型短編映画『チェイス!!』のメイキング映像を公開しました!

 ここのところずっと推してます僕が監督した縦型短編映画『チェイス!!』のメイキング映像を公開しました!

 

 今回の動画は17分17秒と、オンライン飲み会配信のアーカイブを除けば『スケッチブック/SKITBOOK』過去最長の動画となっていますが、メイキング素材の合計が2時間40分ほどあったので、これをここまで削るのが大変でした…。終わりが全く見えない作業で腰と肩と首を泣かせ、これだけ時間かけても昨日の公開に間に合わなかったのが悔しかったですね…。

 

 あと特筆すべきなのは、初めて所謂YouTuberらしい編集をしました。サムネイルも今までで一番YouTuberっぽいんじゃないでしょうか?スマホ世代の視聴者に合わせ、徹底的に無駄な「間」を削っていく作業は、映画を愛する心を殺さないと出来ない鬼の所業でしたけど、YouTubeと言うの名の戦場を生き抜くためにはプライドを誇っている場合では無いのです!(あ、でも、ちゃんと面白い映像を作っているというプライドはありますよ!)

 

 あと、これは編集中に彼女に指摘されて自分では気付けなかった点で、なおかつ反省点ですが、今回メイキング用のカメラを回してくれたAimeeさん(本編にも出演してくれています)を1カットだけでもカメラに写してあげるべきでしたね…。ただでさえ男性ばかりが作業している光景が続くのに、メイキングの時だけ女性を画面に写さないのは少し性差別的に感じる、と指摘されてハッとしました。

 

 普段日本の制作現場とかを批判しているのに、いざ自分の番になるとダメなのは恥ずかしいですね…。元々僕は映像業界の女性の友人や知り合いが少なく、どうしても男友達に頼りがちなのですが、そもそもあまり女性の知り合いを増やそうという努力もしていなかったことに気付いたので、これは猛省するべき点だと思いました。とはいえ、コロナ禍の中、新しい知り合いを増やすのは難しいので、時間はかかってしまうかもしれませんが、今後コントや映画制作の数をこなすうちに改善していこうと思います。

 

 と反省すべきところはしっかり反省して意識をアップデートしつつ、メイキングそのものはうまくまとまっていて面白い出来になっていると思いますし、単純に映像の舞台裏を見るのも楽しいと思いますので、是非観ていただけると嬉しいです!

 

 そして『チェイス!!』本編も面白いよ!

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