自分の大学で行われる学生主体の映画祭の話なんで、内輪にしか分からない日記となっております。外部の方が読んでも全く面白くないだけなので、オススメしません。身内の気付いた人だけに読んでもらえれば結構なので、いつもみたいにTwitterやFacebookでの更新告知はしません。
また、自分も出品している身で、それなりの評価を頂いている*1ので、こういう愚痴は書きたくないし、下手したら人を傷つけそうだし、恨まれそうだし、自分に返ってきそうで気分が悪い。しかし、それでも書かずに入られません。気分を害する方がいましたら本当に申し訳ないのですが…
審査員いい加減にしろ!
審査部に採点用紙渡された時に言われたでしょう、「責任をもって採点してください」って。バスケのスコアじゃないんだよ、バカスカバカスカ得点入れとけばいいってもんじゃない。今年だけでなく、例年、特に一年審査員に言えることだが…。
というのも、審査結果にある作品が残っているのにビックリしてしまったのと、三年になる僕は今年は二回しか審査入ってないので、たった五本しか作品を観れてないのだが、その中でも相方の審査員となった一年がその日観た二本の作品に8点、9点と点数を付けていて、ほとほと呆れてしまったのだ。
映画まつりの二次審査にいくのに必要な平均点は6.5〜7点と言われている。まず、彼が8点を付けた作品について、お世辞にもそんなに高評価を与えられるような出来では無かった。技術的なミスは少なく編集もうまいが、肝心のお話と演技が稚拙だった。なんというか、中高の文化祭でやる内輪ウケの喜劇のような内容だった。コメディなのに、会場がシーンと静まり返っているのも辛かった。
次に、彼が9点を付けた作品について。これは僕も爆笑して楽しませてもらったし、好意的な評価は付けた。会場のウケもよかった。しかし、SEが抜けていたり、主演以外の演技が棒読みだったり、所々手抜きが気になる作品で、内容の面白さと勢いがあるものの、映画としての完成度は低い*2というのが正直な印象。
なんでこんなに高得点を付けるのか疑問で仕方なく、審査後彼に聞いてみると
「自分には撮れそうには無い作品だったので…」*3
なんだよ、それ!逆にお前に何が撮れるんだよ!
もちろん、個人の好き嫌い、趣味嗜好があるので、点数にバラツキがでるのは仕方が無いし、問題はない。だけどもう一度言うけど、平均7点で二次に行くんだよ?8点、9点に一体どれだけの重みがあるか分かってる?8、9点を付けるなとは言わないが、「責任をもって採点する」の意味を考えて欲しい。逆に1、2点をつける場合も同じだけど。
思うに、単純な「面白さ」「好き嫌い」でテキトーに点数をつける人が多すぎる気がする。その結果が、どの作品か槍玉にあげるようなことはしないが、某作品の二次進出という落胆すべき結果だ。*4
審査は「本当にこの作品が多くの人に観られて評価されるべき」かどうかを考えて点数をつけるべきで、「あの先輩の頑張ってる演技がかわいい」だとか、「あのサークルの独特の雰囲気が出てて楽しい」だとか、そんなユルい理由でポンポン点数をつけていいもんじゃない。
ある程度質のある作品を振るいにかける事が一次審査の目的なのに、そのレベルに達してない作品が二次に行くことは二度手間でしかない。更に、その作品の代わりに二次に行くべき作品が落とされたりもしてるわけで、結果的には映画まつり自体の質にも関わってくる。*5
もう今年の審査は終わってしまったのでどうしようもないので、来年からはもっと真剣に審査に臨むようにして欲しい。特に毎年新入生への指導を徹底するべき。
これから二次審査が始まるが、二次の審査員の皆さんは、三日間拘束されることの意味と責任を自覚して審査に臨んで欲しい。
…とか言っちゃうと、僕の作品落とされそうだなぁ。カッコわる!嫌だなぁ、また本選行きたいなぁ〜!そのために今回頑張ったと言っても過言じゃないし、監督した身としては絶対に前作より面白いと思うんですけどもね!
ってことで、二次審査員の皆さん、三日間頑張ってください!なお、気分を害された方は申し訳ありません、苦情はコメント欄にて受け付けます。
*1:その点については本当に感謝です。結果を知った時思わずガッツポーズを取りました、関わってくれた全ての皆さんありがとうございます。
*2:まあ、こればっかりは僕も人の事は全く言えないんですけどね…。3年目でも未だ「なんでこれをこうしちゃうかな〜」と我ながら編集時にイライラすることなんてザル。
*3:もちろん、理由はそれだけでなく、「テンションをずっと持続するのがすごいと思った」など、ちゃんと彼なりに色々と理由を考えての点数だということはフォローしておきたい。ただ、その後「確かに8点は付けすぎだったかもしれません…」と言った時には自信ねーなら点数つけんな!とも思った。
*4:一見「酷いこと書くな」と思われるかもしれないが、これが二次に残るのは絶対におかしい。個人的には大好きな作品ではあるけれども、映画としての最低限の完成度がない。観れば分かります。撮った監督とは知り合いなので申し訳ないですが…。