『素晴らしき哉、人生!』『ダイ・ハード』『ラブ・アクチュアリー』『グレムリン』『ホーム・アローン』…人によってクリスマス映画はそれぞれだけど、やっぱり僕にとってのクリスマス映画は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』かな。中学生の時に一目惚れして以来毎年クリスマスに観てるけど、今年もついさっき見終わったっす。
ティム・バートンのクリスマス羨ましいからぶっ壊す!ってルサンチマンと、ヘンリー・セリックの神経質的で美しいストップモーションと、ダニー・エルフマンの愉快で不気味な音楽、といった相反する要素が奇跡的に悪魔合体したような傑作で何回見ても飽きないなぁ。
ただ毎回ギョッとさせられるのはジャックが空砲で撃ち落とされるシーンなんだよね。全編徹底したファンタジーなのに、そこだけいきなり生々しくて現実に引き戻されるんだよね。世間から「クリスマスにお前はいらねぇ」って叩き落されるみたいな。この時期のティム・バートンって最高に尖ってたけど、最近は丸くなっててちょっと寂しいね。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション(デジタルリマスター版) [Blu-ray]
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