ミサイルが飛んでくる!

 今日は朝から住んでいるマンションの防災訓練に参加した。貴重な撮休なのであまり参加したくはないが、一方普段から仕事で忙しくて管理組合が主催する行事などは一切参加できていないので、罪悪感から出席。しかも、我が家は「防災リーダー」に選ばれてしまったので、同じ階に住んでいる住民が無事か点呼して回らないといけないのだ。

 

 点呼ラストの提出が済むと、自治体の防災センター職員から講和があるので、そちらも拝聴する。正直近隣のハザードマップや避難所などを知れたのでタメになったし興味深かったが、なんたって話が長く、口調も退屈である。1時間以上も続き、「映画が観れたなぁ…」とか「『ゼルダの伝説』だったらギミック二つ分くらい解けたんじゃないか…」とか余計なことを考えてしまうけど、いつ自分も災害に遭うか分からないので真面目にハザードマップを広げて話は聞く。

 

 「最後になりましたが…」と職員が口にしたので、ようやく話が終わるかと思ったら、北朝鮮からミサイルが着弾した場合はどう逃げたら良いのか、更に15分くらい続くので頭を抱えた。そりゃ今も北からミサイルがバカみたいにバンバン飛んでるし、起きない可能性は0じゃないかもしれないけど、地震や台風、火事などと比べたら、現実味があまりにも薄く、補足ではなす話としては蛇足すぎる。

 

 金正恩も日本の首都東京に爆弾落とすほど狂っちゃいないだろうよ、なんて脳内でツッコミを入れながら部屋に帰って台湾人の彼女*1に聞いたら、彼女は最後のミサイルの話が一番タメになったと言う。ええ…なんて驚いていたら、台湾もいつウクライナみたいに中国から侵攻を受けるか分からない恐怖の中で日常を送っているからだそうで、まあ確かにそう言われるとちょっと舐めた見方をしていたこっちが申し訳なくなったよね。日本人として平和ボケしている証拠だろうか。

 

 

 

*1:余談だけど、婚約したし「嫁」って書いていいのかと思って調べたら、婚約段階ではまだ「彼女」らしい。「婚約者」って書くのは格式ばりすぎているし、「フィアンセ」って書くのは小っ恥ずかしいので、便宜上「彼女」にしておく。