一片の悔いなし!!!

 8月に応募していたTikTok TOHO Film Festival 2023のファイナリスト結果が発表され、僕が応募した『Mission: Flush』は残念がら候補には残らず、史上唯一の3年連続ファイナリストにはなれませんでした。

 

 悔しさはない、と言えば嘘にはなりますが、去年死ぬほど落ち込んだ時と比べると不思議と気持ちは落ち着いています。

 

 というのも、間違いなく我々はこの夏全力を尽くし、間違いなく面白い作品を撮ったという自身と自負があるからです。もう今だから書いちゃいますけど、僕はこのウンコについての5分未満の縦型映画のために、ポケットマネーで70万円以上使いました。意識したのは可能な限り「プロ」として撮ることで、それはスタッフやエキストラにギャラを払うことだったり、無理のないスケジュールで撮影することだったり、路上での撮影許可を取ることだったり。

 

 コントでも仕事でディレクターする時でもなんでも、毎回新作を撮る時には前回よりも上達していることは心がけていますが、今回の撮影は今まで培った経験と知識を一番活かして撮影できましたし、出来上がった作品も物凄く面白いと思っています。だって、我々はウンコの映画を撮ったんですよ?ウンコの映画でここまでちゃんと映画然とした面白い映画ができたら、端的に言って上出来でしょう。

 

 負け惜しみと捉えられたって構いやしません、『Mission: Flush』は今年出品されたどの作品よりも面白いですし、この作品に参加してくれたスタッフたちのことがとても誇らしいです。この場を借りて改めてお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました!

 

 今回のTikTok TOHO Film Festivalをもって同映画祭からは引退すると決めていたので、有終の美とならず結果としては残念ですが、今回の作品作りで得たものは大きく満足しています。もう縦型映画を撮ることはないかもしれませんが、僕は前に進んで『SKITBOOK』のコンテンツ作りに今一度集中し、長年の夢である長編映画の製作に向かっていこうかと思います。これからも応援していただけますと幸いです!

 

 なお、最後となりましたが、供養として『Mission: Flush』をまた観てやってください。南無阿弥陀仏

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