R.I.P. ジェームズ・アール・ジョーンズ

 また巨星が一人この世から去りました。

 

 もうジェームズ・アール・ジョーンズの声がもたらしたダース・ベイダーのカリスマ性など、今更語るまでもありません。僕はディズニーがいつまでも『スター・ウォーズ』の新作を作っていることが嫌で嫌で仕方がないんですが、『ローグ・ワン』や『オビ=ワン・ケノービ』でベイダーが再登場する度にどうしても声に老いが隠せず、ちょっと切ない気持ちを抱いてしまったんですね。ベイダー卿スーツアクターを演じたデヴィッド・プラウズも2020年に亡くなってしまいましたから、これでベイダーを作り上げた強靭な身体も魂もフォースの世界へ旅立ちました。

 

 そういえば、ジェームズ・アール・ジョーンズは『ライオン・キング』でムファサを演じていましたね。奇遇にもダース・ベイダーはルークを、ムファサはシンバをあの世から見守ります。ジェームズ・アール・ジョーンズもベイダーとムファサと同じ場所へ行ってしまったので寂しくなりますが、数々の素晴らしいキャラクターを生み出してくれたことに感謝したいですね。

 

 ところで、ジェームズ・アール・ジョーンズWikipediaを見ていたら、「人工知能が自身の声を(ダース・ベイダーとして)再現する同意書に署名している」と書いてあり、本人が望んだこととはいえディズニーの商品として消費され続けることを考えるとちょっとダークサイドに落ちかけました。R.I.P...