本日21:00〜のオンライン飲み会会場はこちら!

 本日の会場はこちら!

 

 本日のテーマは「キマる映画」と「不思議な食べ物が出てくる映画」です!お便り応募はいつもどおりhktayaikiあっとgmail.comか、こちらのブログのコメント欄、『スケッチブック』か僕の公式TwitterInstagramのDM、リプライ、あるいは匿名メッセージサイトのマシュマロなどにてよろしくお願いします。

 

 それでは本日もよろしくです!

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最近全然何の映画やってるかが分からない(+6/12のオンライン飲み会のお知らせ)

 今日昼方『Mrノーバディー』の感想ツイートが流れてきて、今更今週公開だったことを知りました。

 

 去年からそうなんですけど、今何が公開中なのか、何がそろそろ終わるのか、そういった映画興行関連の情報が全然頭に入ってこないんですよね。理由を考えてみたら、年間80〜100本近く新作を見ていた頃は学校終わりや仕事の合間に映画を観に行ってたんですよ。で、そこで予告編見て公開日知って、また外出したついでにフラっと観にいくサイクルがありました。

 

 が、コロナ禍のステイホーム生活が基盤の現在、映画館はおろか外に出ることすら一大イベントになってしまいました。映画を見に行きたいけれど、緊急事態宣言とかまん防とか発令されていると、どうしても外に出るのを踏みとどまってしまう。そうこうしているうちに劇場での公開が終わってしまった映画は数知れず…。そして、明日見に行こうと思っている映画は、もう既に鑑賞済みの『シン・エヴァで、『Q』の前日譚を描いた漫画の配布にまんまと釣られてしまいましたよ…。各映画会社が苦しんでいる中で、全然銭を落とすようなことができておらず一映画ファンとしても申し訳ない気持ちになってしまいます。

 

 

 映画を見るのに「ウシ、見るぞ!」と気合を入れなきゃいけなくなってしまったのが悲しいですね。とりあえず、最後に自分用のメモ代わりに今月中に劇場で見たい映画の名前をリストアップしていきます。

 

 そういや、今月末には上半期ベストテンですよ。ウシ、頑張るぞ!

 


 

 こんなに映画を見ていない僕ですが、映画ファンが集うオンライン飲み会は定期的にやっていきますよ!

 

日時:6/12(土) 21:00〜(予定)

会場:下記リンクにて

(※配信テストによっては変更になる場合あり!その際はTwitter&ブログ上で連絡します)

参加条件:各自飲み物とおつまみを用意すること!

 

  最近YouTubeはパッと一眼で見て内容が分かるサムネが大事だと知ったので、テーマ通りキマったサムネにしましたよ!

 

 募集中のお便りは2テーマありまして、お酒を飲んだりしてみると楽しい「キマる映画」と、「映画の中で登場する不思議な食べ物」です。お便りは、いつもどおりhktayaikiあっとgmail.comか、こちらのブログのコメント欄、『スケッチブック』か僕の公式TwitterInstagramのDM、リプライ、あるいは匿名メッセージサイトのマシュマロなどにてよろしくお願いします。

 

 

 あと、気が早いですが、更に次次回のオンライン飲み会でみんなで遊べるゲーム企画「映画ビンゴ」も考えてます。詳細は次回発表しますので、お楽しみに!

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【速報】縦型短編映画『チェイス!!』がイギリスの映画祭で上映されることになりました!

 僕が監督した『チェイス!!』を手当たり次第映画祭に応募したことは以前書きましたが!

 

 

 そのうちの一つ、イギリスのLift-Off Global Networkが主催する「First-Time Filmmaker Online Sessions」で短編映画カテゴリーに選出されました!

 

 

 ファーストラウンドはVimeoオンデマンドでのオンライン上映で、そこを勝ち進んだものが内部審査のセカンドラウンドに進み、更に決勝まで勝ち進めばパインウッドスタジオとハリウッドのラレースタジオで上映されるそうです!何のこっちゃよく分かりませんが、やったぜ!

 

 ファーストラウンドはVimeoオンデマンドの視聴者の投票によって決まるみたいなので、このブログ読者の皆さんにもお願いするかもしれません!お礼といたしましては、えーと、その、あの、なんだ、皆さんのことを一生忘れません!Vimeoオンデマンドのリンクができましたら、またここで告知させてください。

 

 映画祭に出品して選ばれると、月桂冠をもらるのが慣例となっておりますが、今回初めてもらえたので早速サムネイルにつけてみました。

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 85個も映画祭応募してるので、少なくとも15くらいは月桂冠欲しいですね!まだ『チェイス!!』をご覧になってない方がおりましたら、この機会に是非!外国の映画祭にノミネートされている傑作ですよ!

 

 

 

新作スケッチ『もしも日本が子供だったら』公開!

 今週の新作コントを公開しました!こちらのコント、先週の土曜日に撮影してもうその日のうちには編集も終わらせてました!仕事早い!優秀!

 

 こちらのコント、ネタを思いついた時点で「これはウケる!」と確信を持って作っていたので、実際にTikTok(もう12万再生!!)でもTwitterでもYouTubeでも大きな反響が得られて、非常に気持ちがいいですね!球筋を完璧に読んでホームランを叩き込んだ気分ってこんな感じなのでしょう。

 

 ちなみになんですけど、このスケッチのために僕はわざわざ歩いて20分くらいのデパートでオリンピックのマスコット人形とTシャツを買いに行ったんですけど、全部で合計7500円くらいしました。しかも、オリンピック関連商品だけ何故か割引が効きませんでした。なんか知らんけど腹立つ!

 

 そして今週末は久しぶりのオンライン飲み会なので、是非ご参加を!

 

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ザック・スナイダーは良い意味でも悪い意味でも生粋のビジュアル主義者

 『アーミー・オブ・ザ・デッド』そして『ジャスティス・リーグザック・スナイダーカット』に備えるために、未見だったザックの3作品(『ドーン・オブ・ザ・デッド』『ガフールの伝説』『エンジェル・ウォーズ』)を一気見しました。ザックは良くも悪くも「クセが強い」映像作家で、『300』や『ウォッチメン』やDC作品など熱心なファンが多いグラフィックノベルやアメコミの実写化を手掛けているだけに、熱量のこもった賛否を呼びやすい監督です。が、この3本を連続して見て思ったのはやはりザックは生粋のビジュアル主義者だと思いました。

 

 劇場版デビュー作の『ドーン・オブ・ザ・デッドからして、陰影が濃くシャープネスを利かせて画作りで、シャッタースピードを早めたアクションシーンが印象的です。トレードマークのハイスピード撮影(スローモーション)は弾丸が落ちるシーン*1のみですが、ゾンビの赤ちゃんや『マッドマックス』のような武装トラックでゾンビの群れに突っ込むシーンなど、映像的にインパクトが大きいシーンが多いです。

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 『300』と『ウォッチメン』でザックの作風がかなり確立したかと思いますが、『ガフールの伝説』は自由に画作りができるアニメーションだからこそ、そのザックが好むビジュアルが思う存分に反映されていました。登場人物たちは皆可愛いフクロウなのに、これまたスローモーで鎧を纏ったフクロウたちが笑っちゃうくらいザック流の戦闘を繰り広げているんですね。

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 極め付けだと思ったのが、ザックの完全オリジナル企画『エンジェル ウォーズ』であり、ザック流のサチレーションを落とした映像で漫画チックな衣装を着た美少女たちが文字通り「妄想の世界」でスローモーで刀振り回し流しながら、サムライやらナチスゾンビやらドラゴンやらロボットやらと戦うわけですよ。モヤモヤっとした曇り空含めて*2、もうどこからどこを切り取ってもザック成分100%。

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 これはザックの前職がCMディレクターであったことに起因していると思うんですけど、どの作品も「キメ画」作りはハンパないんですよね。グラフィックノベルを原作にした作品は全部原作をストーリーボードにして寸分違わず忠実に再現しているくらいですから、いかにザックが病的なまでにこだわって画作りを行っているか窺い知れるでしょう。

 

 ただ一方で、これもザックがCM出身だからこその欠点だと思いますが、ビジュアル優先で作品作りをしている分、どれもこれもストーリー部分のバランスが悪いです。これはザックの作品が激しく賛否を呼んでいる一員にもなっているでしょう。グラフィックノベルを忠実に実写化した『300』と『ウォッチメン』は置いておくにしても、『ガフールの伝説』の中盤部分の盛り上がりに欠ける平坦さや『エンジェル ウォーズ』の妄想の中の妄想という構造の無意味さには少し目に余るものがあります*3。『ドーン・オブ・ザ・デッド』の脚本はジェームズ・ガンが執筆していたこともあり、そこまで出来が悪いものではありませんでしたが、ロメロ版にあった哲学的な部分が薄まっている部分とは無関係でないように思えます。

 

 また、ザックはジョーゼフ・キャンベル信者と言いますが、そのためか物語があまりにも定型化され過ぎてしまう欠点があると思います。例え定型化されてしまっていても、『スター・ウォーズ』や『マッドマックス 怒りのデスロード』など、映像表現そのもののオリジナリティが高いために神話化する作品もありますが、ザックの場合はオタク気質が強いため、『ガフールの伝説』も『エンジェル ウォーズ』も引用が透けて見えてどこか既視感を覚えてしまうのも少し残念ではありました。

 

 が、これだけ欠点を述べても、ザックの作品がいつも注目されるのは、ザックが素直に自分の好きなものを詰め込んでいるからど思うんですよ。あれやこれやストーリーのロジックは無視、批評家なんか関係ねぇ知るか、自分が好きなものだけを映像として表現していく!ザックはインタビューでも「ファック」という言葉遣いを辞さないですが、このメンタリティの強さに僕も惹かれている部分があるんだなぁ、と思いますし、彼の映画の魅力に還元されているはずです。

 

 ということで、『アーミー・オブ・ザ・デッド』と『ジャスティス・リーグザック・スナイダー・カット』楽しみです。どちらも配信で見れるなんて、改めて凄い時代ですね。

 

 おまけにザックがiPhoneで撮った短編映画をあげておきます。女性の困った描き方含めて、めちゃくちゃザック。

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*1:これ、Twitterで「キメ画ではスロモー(...)ザック・スナイダーらしさが詰まってるのは嬉しい。」と書いてしまいましたが、よくよく調べてみるとスローはこの場面のみの登場だったそうです。記憶違い&先入観は恐ろしい…!謹んで訂正致します

*2:これは何気にザック映画のかなり重要な要素だと思います。DC映画は暗いと批判されがちですが、正確にいうとザックの映画が暗すぎる、というのも欠点の一つです

*3:あと、2020年代の視点で見てしまったから、というのもありますが、男性(=ザック)の欲望全開で描かれているかなり女性描写に問題があるように感じました。ただ、当時リアルタイムで見ていたらちゃんと批判できていたかは自信がありません…。