RIPチャーリー・ワッツ

 この間千葉真一の死を弔ったばかりだったはずなのに、また大好きな人がこの世をさってしまいました。

 

 

 僕はあまり音楽に明るくはありませんが、ローリング・ストーンズだけは高校生の頃から大好きでした。受験生なる直前の年、成績の悪かった僕は映画を1年見ないと決め、最後に劇場で見た映画が二学期の終業式の日に新宿武蔵野館で見た『シャイン・ア・ライト』でした。記録映画とはいえ、初めてストーンズの演奏を見て興奮しましたし、その後運良く2014年のストーンズ初来日公演で生の姿を見ることができたのは一生の思い出です。

 

 

  ストーンズはやはりバンドの顔であるミックとキースが目立ちがちですが、クールにいつも静かにドラムを力強く叩くチャーリーの可愛さも僕は大好きでした。ストーンズの楽曲の中でも僕は『悪魔を憐れむ歌』が狂おしいほど好きで、今聞き直してもいかにチャーリーが作り出すリズムがこの複雑怪奇な歌を支えていたかが分かります。

 

 ストーンズはコロナ禍が始まったばかりの去年も新作を発表していたりして、全員74超えてもなお創作意欲が衰えないことに驚かされた一方で、これからもまだまだ生涯現役で活動して行くんだろうなぁと思っていた矢先に、ストーンズにとってあまりにも大きな損失となってしまいました。またしばらくはストーンズ漬けの日々を送りそうです。RIP、チャーリー。