コカ・コーラ流通網のエゲツなさ

 昔友人との会話で日本のコンビニの流通網って凄い、という話になった。例えば、全国のセブンイレブンで毎日同じ味と品質のおにぎりやサンドイッチが届いているのはよくよく考えたら驚異的な事だ。どんな田舎町でもそれがセブンイレブンであれば、同じ味のツナマヨおにぎりやナナチキが食べられるのだ。

 

 それを世界的な規模でやっているのがコカ・コーラだと思う。というのもこのアフリカ出張中、どの国に行ってもどの村に行ってもコカ・コーラが買えるのだ。聞くところによるとマサイ族の村にもコカ・コーラは売られているらしい。

 

 しかも、どこの国や村で飲んでもコカ・コーラコカ・コーラ。ファンタは日本や海外で濃さや味が違う気がするが、コカ・コーラは変なローカライズなどされておらず、味や品質は全く一緒。マックだってアフリカにはない国が多かったり多少味が違うかもしれないが、コカ・コーラの徹底した品質管理や流通網は驚異的ですらある。

 

 なお、昔ザ・コカ・コーラ・カンパニーが生まれたジョージア州アトランタにあるコカ・コーラミュージアムに訪れた事があり、そこで上映されたコカ・コーラの自社PR映像を観て、広告映像が持つ危うい魔力にかかって泣きそうになってしまったのを覚えている。その映像こそ、世界にどのようにコカ・コーラが届けられているか、というビデオだったのを今思い出した。