結婚式の前撮りでカメラマンの腕前に感動した

 今日は来年あげる結婚式の前撮りに行ってきたのである。普段はカメラを握って人を撮っている方だが、撮られるのは慣れていない*1。しかも今日は白いタキシードなんて、人生で一度も着たことがない晴れ着を身に纏っている。さらに、嫁さんはプロのスタイリストの腕により、いつも以上に綺麗で可愛く、純白のドレスまで着ていてついついこっ恥ずしくてまともに顔も見れない。

 

 しかし、こんなぎこちない僕にも演出をつけていくカメラマンさんの腕前に感嘆した。構図や表情作りの指示も的確なのだが、シャッターを切るたびに「キマってるな〜」「カッコ良すぎます!」「お二人とも上手いですね!サクサク進みますよ!」「かわいいな〜」と次々とポジティブな言葉をかけてくれるので、こちらも大いにノッテくる。もちろん、こんなのはどの客にもかけている営業トークだというのは百も分かっているが、モデルの気分を上げてくれるので、最初は強張っていた我々の笑顔がいつの間にか自然な柔和なものになるのが自分で分かるのだ。

 

 実際、彼のポートフォリオの写真を見てみると、どの夫婦もすごく自然で素敵な笑顔を見せてくれている。彼の写真だけでなく、一般的なブライダルフォトは誰でもカッコよく可憐に、しかしナチュラルにキマっているな、とは思っていたが、この自然な笑顔の背景には各カメラマンのテクニックが詰まっているんだと改めて勉強になった。

 

 考えてみると動画と写真は別物の表現だが、この演出論は映像でも活かせそうだ。映像だと監督の頭の中にあるイメージに俳優を枠に押し込めてしまう演出方が多いかもしれないが、写真家は自分の頭の中にあるイメージに、俳優をどれだけ引き出せるか、というアプローチに近いのかも。今度自分のコントでもやってみようかな。

 

 

*1:『SKITBOOK』のコントに出てるじゃん!と思われるかもしれないが、あちらはあくまで自分で自分を撮っているので…。客体となり人に取られることはやはり慣れていない