オレは比江島 あきらめの悪い男…

 最近このブログではNBAやバスケのことはなるべく書かないようにしていたんですけど(だって、あまりにも読者層が違うので)、でも今晩に限っては白熱したあの一戦について触れざるを得ません!

 

 パリ五輪に向けて格上のベネズエラ相手に必勝が絶対条件だった上で、点差がみるみる離されていくので正直「ああ、もう無理なんだな…」と思ってたところ、比江島慎選手が山王線の三井寿レベルで3Pを決め続けて大逆転勝利と相成りました。



 余談ですが、僕が所属していた会社ではNBAの取材があり、僕は行けませんでしたが2019年のサマーリーグ渡邊雄太・八村塁・馬場雄大そして比江島慎選手が挑戦していた年がありました。渡邊雄太と八村塁は実力通りの活躍をしている中で馬場選手と比江島選手はなんとか自分のプレータイムをもらえるように必死だったそうです。そして、彼らに取材をした仲のいいディレクターから聞いた話ですが、曰く馬場選手はそれでも海外挑戦が楽しくて仕方がなさそうな明るい雰囲気を出していた一方で、比江島選手はうまくいかないことに落ち込んでいるような素振りを見せていたようです。

 

 もちろん、そのディレクターの勝手な印象かもしれませんが、今日の試合であれだけ大活躍をして後輩の渡邊雄太富樫勇樹にいじられている中でも謙虚に比江島選手は振る舞っていたので、そもそもの性格がどこか内向的なところがあるのでしょう。

 

 でも、だからこそ大勝負の一番で比江島選手が躍動したのが感動的で、これまで日本代表最長選手として悔しい思いをたくさんしてきたであろうことを想像すると尚更涙が出ます。『スラムダンク』の三井には「おう オレは三井 あきらめの悪い男…」という名台詞がありますが、今日の活躍ぶりも相まって比江島選手はやはり三っちゃんと被るところがあります。



 もう僕はノリちゃんばりに泣きながら試合見てましたが、パリ五輪を確約するためにはあともう一勝あげる必要があります。映画ファンの皆さん、『THE FIRST SLAM DUNK』大好きでしょう?あれと同じレベルかそれ以上の試合が生で見れるんですよ!ということで、9/2のカーボベルデ戦は全力応援しましょう!(と言っておきながら、僕は夜仕事が入っているのであった…)