未成年と関係を持ってキャリアの危機を迎えるNBA選手

 オクラホマシティー・サンダーというチームが今NBAでは熱くてですね。このチームは2019年に再建に舵を切ってからは、もう何かに取り憑かれたかのようにスター選手をトレードしたりわざと負けまくることでドラフト指名権を集めまくっていたんです。こうして若い選手を揃えて一から鍛え上げることで競合を作り出す事に専念したのですが、今年その方針転換にようやく芽が出まして、実力のある若い選手を中心としたこのチームは今シーズン開幕後15試合でいまや西地区2位という位置につきました。

 

 そのサンダーの核の一人であるジョシュ・ギディー*1という選手が今、キャリアを揺るがす危機を迎えてしまいました。怪我をしたわけでも、スランプに陥ったわけでもありません。16歳の女の子と関係を持っていることがネットでリークされてしまい、大バッシングを受けているのです。

 

  ちょうどアメリカでは今サンクスギビングということもありまして、チームからもジョシュ・ギディー本人からも声明は何もありませんが、アメリカではTwitterで一時期トレンド3位になるほど物議を醸しました。ちなみに、1位と2位はそれぞれ「Happy Thanksgiving」と「Turkey Day」でしたので、実質1位みたいなものです。

 

 こういう時、未成年者に対するアメリカ人の倫理観はしっかりしているなと思います。SNSのコメントを見るとほとんどがジョシュ・ギディーを非難するようなものばかりだったので、これは下手すると選手生命に大打撃となりかねません。一方、この相手が16歳にしては多少色っぽい女の子だったためか、日本のTwitterではちゃかしたりしょうがないと擁護するコメントが多かったのは、いつも通りの日本って感じでため息が出ます。

 

 なんにせよ、ジョシュ・ギディーは本当に将来有望だっただけに残念でなりません。まだチームも本人も認めたわけではないので事実かどうかはわかりませんが、もし事実と発覚してしまった場合、しっかりと反省していただいた上で、また0から登ってきてほしいなと思います。

 

 

*1:ジョシュ・ギディーは先のバスケW杯でもオーストラリア代表として日本を苦しめた選手であります