Taiyaki、TikTokerデビュー！の巻

　僕の今年の目標はYouTubeチャンネルの収益化である。金が欲しい、と年始の目標で書いたが、どちらかというと「成功」が欲しい。自分が今作っているコンテンツは面白いんだと、実力を証明するために、年内にチャンネル登録者数1000人をゴールに掲げた。

　昨年末に『スケッチブック』閉鎖の危機にあったが、先日書いたよう*1に無事に復活することができた。チャンネル復活時点での登録者数は70人。何か後押しするものはないかと考えたところ、昔そこそこチャンネル登録者数がいるYouTuberの知人から「コントにはTikTokがいいよ」と言われたことを思い出した。

　今やみなさんご存知だと思うが、TikTokは学生に人気の動画SNSである。僕も『ザ・ルーム』で試験的に始めてみたが、オススメ欄で流れてくる若きユーザーたちの「自己顕示欲」の眩しさに辟易し、この方コケのように日陰を好んで生きてきたアラサーの僕にはちょっとキツくて、すぐにアプリは消去してしまった。『SKITBOOK』のコンテンツ自体もコメディセントラルで流れるようなスケッチコメディ、つまりストーリーが必要なジャンルなため、１分という短尺で勝負するTikTokとの相性はあまりよくない気がした。

　しかし、『SKITBOOK』に動画がアップロードできなかった期間、僕はTwitter上でいつもとは違ったスタイルのコントを試験的に投稿していた。『SKITBOOK』の知名度を上げるため、意識的に拡散（バズり）を狙って作ったシリーズだった。「バズり」とは行かないまでも、どれもYouTubeに頑張って投稿していた時よりも動画の再生数もRT数もいいねの数も倍近く多くて手応えを感じた。何より、いつもの手間がかかるスケッチよりは人員も費用も時間もまるでかからないので、費用対効果が素晴らしい。今後は手間暇こだわって作るスケッチの裏で、こうしたミニコントシリーズを量産していこうと考えている。

※こちらは本日YouTubeにあげ直したもの

去年の緊急事態宣言VS今年の緊急事態宣言 pic.twitter.com/KtFfJrjnXU
— Taiyaki a.k.a ヒロキ (@HKtaiyaki) 2021年1月12日

　これらのミニコントシリーズは『SKITBOOK mini』と名付けるが、バズることを狙った『SKITBOOK mini』ならばTikTokとの相性は抜群なのではないだろうかと思い立ち、昨日（1月20日）久しぶりにTikTokをダウンロードしてアカウントを立てた。一つの動画は59秒までしかアップできない割に、編集の操作性が最悪なTikTokのUIに悪戦苦闘しつつ、Twitterで公開済みの動画を2本再度上げ直した。まあ、知り合いも誰もTikTokやってないし、フォローしてくれる人もいないし、そんなにうまくいかないだろうな、最高でもTwitterと同様1500再生前後が目安だろうな〜なんて保険をかけて寝て起きた翌日。

８万回再生されていた。

　何が起きているんだかよくわからない。あまりの数に驚いたけども、何かしらのアルゴリズムに引っかかったのだろう。一日中通知が鳴り止まず、現在は「パンデミック初期VS現在のパンデミック」が8万再生、「去年の緊急事態宣言VS今年の緊急事態宣言」が12万再生されている。フォロワーも1日で500人増えたし、総いいねの数も１万を超えた。なるほど、これが今をときめくTikTokの力…！

　コメントも多くいただいたのでありがたく目を通したが、明らかにTwitterともYouTubeとも違う、「圧倒的な陽属性」なユーザー層が興味深い。笑ってしまったのは、僕をイケメンだと書くコメントが散見されたことだ。ぶわはははは！聞きなれない言葉すぎて笑いが止まらない。童貞大学生で世の全てを憎んでいたあの頃の自分に聞かせてやりたいわ！

インターネットに顔を出すとはこういう事です！！ pic.twitter.com/5IE4TpMZwB
— Taiyaki a.k.a ヒロキ (@HKtaiyaki) 2021年1月21日

　ということで、TikTokデビューは僕にとっては珍しい成功体験となった。*2肝心のYouTubeの方にも1日で9人ほど登録者が増えたので、きっと細ーーーいチャンスを掴んだということなのだろう。これを活かして更なる飛躍に繋げられるか、あるいは一発屋で終わるか、先行きは見えないが、今後の作戦立てはしやすくなったのであった。今後に乞うご期待！

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