身内の2021年映画ベストテン

 さて、年末年始恒例のベストテン記事シリーズでありますが、最終日は例年通り弟の、そして2021年に人生で最も映画を観たという彼女のベストテンを聞いて締めくくりたいと思います。

【弟の2021年映画ベストテン】

  1. プロミシング・ヤング・ウーマン
  2. 花束みたいな恋をした
  3. ファーザー
  4. オールド
  5. SNS 少女たちの10日間
  6. クワイエット・プレイス 破られた沈黙
  7. 透明人間
  8. ジャンク・ヘッド
  9. カラミティ
  10. ブラックウィドウ

【解説】

 弟は今年20本程度しか映画を見ず、逆に人生で最も映画を観なかった年だそうです。それでもベストに挙げた10本は大体僕の趣向と似ているのが兄弟だな〜と実感しますね。

 

【彼女の2021年ベストテン】

  1. ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償
  2. ファーザー
  3. イル・ポスティーノ(1994)
  4. 最後の決闘裁判
  5. 花束みたいな恋をした
  6. シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
  7. フランシス・ハ(2012)
  8. この世界の片隅に(2016)
  9. ブラック・ウィドウ
  10. ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019)

【解説】

 これまで彼女は人生で映画をほとんど見て来ず、去年からハマって色々観たようで、2021年のベストというよりは新旧問わず去年見た映画の中でのベストテンのようです。新作はほとんど一緒に見に行った映画ばかりなので被っていますが、その中に『花束みたいな恋をした』が入っているのが気まずくて仕方がありません!

 

 明日からは通常の更新に戻ります!

2022年映画ベストテン予想

 明けましておめでとうございます!2020年と2021年は地続き感があり、2022年こそフレッシュな1年になってほしいところですが、「2022年は英語で2020 too(また2020年)と発音する」というミームを目撃してですね、爆笑したと同時にそれだけは本当に勘弁してほしい気持ちでいっぱいであります。

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 さて、当ブログの新年一発目の記事は、新年に公開される映画の中から予想してベストテンを決めるのが恒例となっておりますので、今年も元気よくやっていきましょう!まあアレです、期待している映画ベストテンだと思ってください。

 

【2022年映画ベストテン予想】

  1. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
  2. エストサイド・ストーリー
  3. ハウス・オブ・グッチ
  4. THE BATMAN -ザ・バットマン-
  5. SPIDER-MAN: ACROSS THE SPIDERVERSE
  6. ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
  7. シン・ウルトラマン
  8. 私ときどきレッサーパンダ
  9. トップガン マーヴェリック
  10. ジュラシック・ワールドドミニオン

 

【解説】

 2020から2021年は市場が停滞気味だったので、なんだか一気に大作が放出される感がありますね!⑨なんて、「劇場でもう数年前に公開されたけど、訳あって観に行けなかったので知らない感」すらありますよ!

 

 あと関係ないですが、①は世界中で一番日本が公開遅いくせに、「最速上映決定!」とは一体どういう皮肉なプロモーションなんだい?

 

www.youtube.com

 

 

2022年星取り表

2022年日本公開作品の映画星取表です。
基本的に下から鑑賞順です。
「オリジナル版」「特別版」「ファイナルカット版」「DVD版」など編集によるバージョン違いも基本的には区別しません。

  • 西部戦線異常なし ★★☆(2023年Netflixにて鑑賞)
  • 38 At The Garden ★★☆(2023年HBO MAXにて鑑賞)
  • ナイブズ・アウト/グラス・オニオン ★★☆(2023年Netflixにて鑑賞)
  • リディーム・チーム:王座奪還への道 ★★☆(2023年Netflixにて鑑賞)
  • ドント・ウォーリー・ダーリン ★★☆(2023年飛行機内にて鑑賞)
  • エブリシング・エブリホエア・オール・アット・ワンス ★★★(米Amazonビデオにて鑑賞)
  • DC がんばれ!スーパーペット ★★☆(HBO MAXにて鑑賞)
  • アバター:ウェイ・オブ・ウォーター ★★☆
  • THE FIRST SLAM DUNK ★★★ 
  • ブラックアダム ★★☆
  • ファイナル・アカウント 第三帝国最後の証言 ★★☆
  • ストレンジ・ワールド ★★☆
  • すずめの戸締まり ★☆☆
  • ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー ★★☆
  • アムステルダム ★☆☆
  • LAMB/ラム ★☆☆
  • RRR ★★★
  • ブレット・トレイン ★★☆
  • チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ ★★☆
  • NOPE/ノープ ★★☆
  • エルヴィス ★★☆
  • アダム&アダム ★☆☆
  • プレデター:ザ・プレイ ★★☆
  • ブラック・フォン ★★☆
  • ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 ★★☆
  • ベイビー・ブローカー ★★☆
  • X エックス ★★★
  • ソー:ラブ&サンダー ★★☆
  • バズ・ライトイヤー ★★☆
  • ザ・ロストシティ ★★☆
  • ライズ〜コートに輝いた奇跡〜 ★☆☆
  • HUSTLE/ハッスル ★★☆
  • ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 ★☆☆
  • ザ・バブル ★☆☆
  • トップガン:マーヴェリック ★★☆
  • SING/シング:ネクストステージ ★★☆
  • シン・ウルトラマン ★★☆
  • ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス ★★☆
  • アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー ★★☆
  • シャドウ・イン・クラウド ★★★
  • アンビュランス ★★☆
  • ガンパウダー・ミルクシェイク ★★☆
  • モービウス ★☆☆
  • ベルファスト ★★★
  • ナイトメア・アリー ★★☆
  • ドリームプラン ★★★
  • リコリス・ピザ ★★☆
  • 私ときどきレッサーパンダ ★★★
  • ザ・バットマン ★★☆
  • ナイル殺人事件 ★★☆
  • アンチャーテッド ★★☆
  • フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 ★☆☆
  • コーダ あいのうた ★★★
  • エスト・サイド・ストーリー ★★★
  • 355 ★★☆
  • 大怪獣のあとしまつ ☆☆☆
  • ゴーストバスターズ/アフターライフ ☆☆☆
  • クライ・マッチョ ★★☆
  • ハウス・オブ・グッチ ★★☆
  • スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム ★★★

Taiyakiが選ぶ2021年映画ベスト&ワースト

 今年もついにベストテンで映画を総括する時期がやってまいりました!何回も言っていますが、今年はほとんど緊急事態宣言だの まん延防止措置やらが施行されていて、「平穏」だった日が数えるくらいしかなかったので、これほど早く感じた1年はあったでしょうか!

 

 さて、そんな僕が今年見た新作映画の総数は65本でした。コロナ以前と比べると鑑賞本数が未だ3割減ですが、とはいえ去年の鑑賞本数と比べたら倍近くは増えているので、少しずつ日常を取り戻しているということなんでしょうね。あとはストリーミングサービス全盛期ということもあって配信に助けられた側面もありました。

 

 まあ、どうでも良い前書きは置いておいて、僕にとっての今年のベストテンを決めて年を越しましょう!

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▲今年のイメージキャラクター、麦くんと絹ちゃん!

 

 

【特記事項】

  • 2021年に鑑賞した新作のうち、僕が12月31日までに見た65本が対象。詳しくはこちら*1

  • 星取り表やTwitterに載せた★の数、上半期ベストテンの順位と矛盾している時がありますが、いつもその時々の気分に左右されているのでご了承ください。

 

【2021年ベストテン】

  1. 花束みたいな恋をした
  2. 最後の決闘裁判
  3. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
  4. ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償
  5. プロミシング・ヤング・ウーマン
  6. パーフェクト・ケア
  7. ドライブ・マイ・カー
  8. マリグナント 狂暴な悪夢
  9. パーム・スプリングス
  10. アオラレ

 

【解説】

 ①を観た時に「今年のベスト」って言っていたけど、僕の中でこれを超える作品はやはり今年は現れなかった。セリフの一つ一つが珠玉で、サブカル満載のイースターエッグも憎い。でもそんなことを差し置いても、この映画はまるで他人事のようには思えず、物語を通して登場人物たちと一緒に傷つき、一緒に成長できるようなパーソナルで大切な映画となった。

 

 映画の出来として一番震えたのは②。一フレームたりとも妥協した構図のないリドリー・スコットのビジュアルには惚れ惚れするのだが、そんな呑気な事も言っていられないくらい男らしさの呪縛に鋭い刃を向ける脚本には言葉を失った。映画が終わった時の劇場のグッタリとした雰囲気も含めて、一生記憶に刺さる。

 

 ③は初鑑賞時は斜に構えて観ていたけれど、その後NHKのドキュメンタリーを観たりシリーズを見返して、映画館に何度か足を運んで観直す度にエヴァ』の完結編として段々ジワジワ沁みてきた。日常生活でも日々『One Last Kiss』ヘビロテしていたし、庵野秀明展も行ったし、何気に今年一番時間を費やした映画かもしれない。また、『これまでの東京ヲリンピック』がバズった感謝の気持ちも込めて3位*2

 

 

 ④と⑤は厳密にいうと両方とも2020年の映画だし、上半期ベストテンでも取り上げたのでまとめるが、社会派としてもエンタメとして一級品だった。便宜上順位づけしているが、両方ともほぼ同順位だと考えていただければ。両方ともサスペンスとして目まぐるしいジェットコースターに乗せられた後に、社会の一構成員として自分に何ができるのかを深く自省させられた。

 

 

 ⑥は社会を牛耳る1%のクズたちによるピカレスクロマン。ビッグテックに代表される偽善的なリベラリズムの資本主義と、古典的な有害で保守的な資本主義がぶつかり合って生まれるアメリカという地獄。どいつもこいつもクソ野郎なのに、しっかりと肩入れしてハラハラするサスペンスと、悪が悪をついにぶちのめした時のカタルシスは必見。

 

 天邪鬼的に避けていた作品だったので、自分でもベストに入るとは思わなかった⑦。静かだけどリッチで雄弁で、コミュニケーションを乗り越える映画として静かに感動した。車中での西島秀俊岡田将生の対峙は強烈で、濱口竜介監督作品はキチンと追っていかないとダメだなと反省。

 

 ⑧は恐怖あり、アクションあり、笑いありのバッドアスな楽しいホラーで終始ニンマリ。家族愛まで含んでいて死角なし!リメイクや続編に頼らないオリジナル作品としてもポイントは高い。

 

 昨日のコメディベストテンでも1位に選んだ⑨。タイムループ系SFの「あるある」をすっ飛ばす第一幕が斬新でビックリしたし、設定の小手先には頼らず人生訓となる脚本も素晴らしいし、しっかりコメディ映画としてギャグも面白く、更にはヴィランにも優しくて誰も傷付かず、褒めるところしかない大傑作だった。それだけにこれを配信しない日本のHuluの存在意義が分からない。

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  • アンディ・サムバーグ
Amazon

 

 当ブログの「10位枠」は、映画の出来よりも勢いや愛すべきバカさ加減を優先しているのだけれども、煽り運転をあたかもこの世の終わりかのように誇張した⑩はその枠にピッタリ。細けぇこたぁいいんだよ!と言わんばかりにラッセル・クロウが大暴れするだけでニコニコ。アオッテンジャネェ!

 

【ワーストテン】

  1. 映画大好きポンポさん
  2. サンダーフォース 正義のスーパーヒロイン
  3. 竜とそばかすの姫
  4. 100日間生きたワニ
  5. モンスターハンター
  6. レッド・ノーティス
  7. 死霊館:悪魔のせいなら、無罪。
  8. DUNE/デューン 砂の惑星
  9. 007/ノー・タイム・トゥー・ダイ
  10. 東京オリンピックの開/閉会式

 

 ①は今の映像業界の酷さを全部煮詰めて美化したような映画で、倫理的に全く許せない。映像製作者の端くれとしてワーストワン。

 

 

 ②と⑥と、Netflixは最早ワースト枠安定のブランドになってしまった。Netflixは週一映画の前に企画を洗練するところから始めてほしい。

 

 ③は細田守ファンとしてガッカリ。倫理的にアレなのもあるけど、インターネット観がいい加減に古すぎる。

 

 ④は63分しかないのに半分近く寝ていた。炎上はちょっと可哀想だけどね…。

 

 ⑤、⑦、⑧、⑨は酷い映画だとは思わないけれど、楽しみにしていた分ガッカリ度もデカかった。

 

 ⑩は映画じゃないから控えめの順位にするけどさ、僕の政治的思想とかオリンピックに対する立ち位置とか全部抜きにしたって、エンタメとしてあまりにも退屈じゃいか?こんな事をいう日が来るなんて思わなかったが、まだアベマリオの方がマシだったよ!

 

【総評】

 鑑賞本数を数えた時は少ないと思っていたけれど、いざベストテンを選んでみると漏れてしまった作品も多く、流石に去年より増えただけバラエティには富んでいると思う。ただ、そのうち10本近くはこの5日間に駆け込みで見た作品だし、観たかったのに年内鑑賞が間に合わなかった作品もたくさんあるので、来年はもうちょっと計画的に鑑賞して本数も例年通りに戻していきたい。

 

 毎年の映画ベストテンを比べてみると、所謂ブロックバスター映画が『シン・エヴァ』くらいしかなく、つまらない物言いだけれども映画の趣向が段々と変わってきたような気もする。一方でワーストの方にハリウッドメジャーが集まっているのが興味深いけど、今年はたまたま縁がなかっただけだと信じたい。

 

 今年はどちらかというと『スケッチブック』を始めとして映像制作の方に注力したが、来年はアウトプットもインプットもバランスよくできるように頑張りたい。というか、映画鑑賞を「頑張る」と表現している時点でダメですね。映画なんか好きな時に好きなものを見ればいいんですよ。来年も楽しい映画と出会える1年でありますように!そしていい加減コロナ終わってますように!

 

 それでは良いお年を!

 

【過去のベスト&ワースト】

 

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*1:

 

*2:

Taiyakiが選ぶ2021年コメディ映画ベストテン

 さて、今年も残すところ2日となりましたので、当ブログ年末年始恒例企画のベストテンシリーズを始めたいと思います。初日となる本日は、いつも通り2021年コメディ映画ベストテンをお送りいたいます!全くもって嫌になっちゃうくらい世相を明るく笑いで照らしてくれた映画はなんだったのか、振り返っていきましょう。

 

 毎年言っていることなのであくまで「コメディ映画」で括っていることがミソなので、明日発表予定の年末ベストテンとは順位が異なっている作品もあるかもしれません。

 

【2021年コメディ映画ベストテン】

  1. パーム・スプリングス
  2. South Park: POST COVID 二部作
  3. フリー・ガイ
  4. ドント・ルック・アップ
  5. ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
  6. 浅草キッド
  7. スイング・ステート
  8. ミッチェル家とマシンの反乱
  9. トムとジェリー
  10. Space Jam: A New Legacy

 

【解説】

 今日観たばっかりだが、①は文句なしの傑作。今日はコメディとしてのポイントを語ると、タイムループから抜け出せないのでプールでプカプカ浮かぶ他ないかが如く、諦念に満ちたセリフの一つ一つがサーカズム溢れていて最高なんだよなぁ。アンディ・サムバーグの安定感は言及するまでもないが、相手役を務めたクリスティン・ミリオティと出会えたことが本作で1番の収穫。コメディ映画でハネた役者さんはほとんど大作に引っ張りだこになるが、彼女の今後のキャリアも楽しみ。

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 コロナパンデミック以降、世界がクソまみれの大混乱に陥ってしまったのは、人類みんな不安で大変だから、というシンプルなアンサーを見せたのが②。さらにその解決方法にはあまりにもバカバカしくて爆笑したけれど、ある意味でトレイとマットの人類への希望みたいなものを目撃した気持ちになって暖かく感動した。皆チルすればいいんだよ!

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 おバカなギャグ満載な割には自由意志についての哲学的なテーマを扱う離れ業をやってのけた③。本作が『マトリックス レザレクションズ』と同年公開されたのも何かの縁を感じる。ただし、ディズニーが保有するIPを使いまくるクライマックスのギャグだけは感心しないことだけは厳しく言っておこう。

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 コメディは現実社会の素晴らしい写し鏡であることを見せたのが④。身勝手なクソ金持ちと政治家により沈み行く宇宙船地球号の風刺として面白かったけれど、最近真面目だったアダム・マッケイとジョナ・ヒルが久々にコメディ方向に振ってくれたのが嬉しい。

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 コメディ映画というわけではないけれど、ジェームズ・ガンの俗悪路線が確かに爆笑をかっさらった⑤。冒頭からして誰が死ぬか全く読めないのがハラハラして面白いが、オープニングクレジットの時点で既に死んで退場した役者の名前が堂々と出るのはあまりにも斬新で笑った。『Peacemaker』も楽しみだなぁ。

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 柳楽優弥の憑依芸が驚異的な⑥。僕は邦画のボケツッコミ的な掛け合いが好きではないけれど、漫才を題材にした本作においては小気味いいリズムを繰り出していて良かった。泣かせの演出がいつもクドイのが玉に瑕だが、『青天の霹靂』も本作も劇団ひとりは映画演出が上手いと思うので、次回作にも期待。

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 地方の町長選をめぐるサタイアコメディの⑧。昨今の風刺コメディ映画に多い短絡的な共和党批判に終らず、エリート気取りの左派への批判も含めていたあたりがバランス良かった。あと、スティーブ・カレルのアースホール路線もいいよね!

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 フィル・ロード&クリス・ロードらしいハイテンションに笑いっぱなしだった⑨。荒唐無稽さの割に父と子のパーソナルな物語になっていたのが多くの人に刺さったのではないだろうか。ちなみに、ミッチェル家を襲うマシンの声をブルックリン・ネッツのブレイク・グリフィンが務めていると知ってビックリ。

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 話としては陳腐だけど、WAGスラップスティックアニメーションが現実と違和感なく溶け込んでいる⑨はすごい!特に喧嘩するときサイクロン状態になるのを実写でやっていて感心した。

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 僕が選ばなかったら誰が選ぶんだ!っていうことで最後に⑩を入れておいた。ちょうど②の中で中国と一緒に全ての元凶として批判されていたけど、レブロン・ジェームズがモア・ザン・アスリートを体現した映画だからいいの!

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 ということで、今年のコメディベストテンは以上。明日はいよいよ2021年ベストテン!是非お楽しみください。

 

【過去のコメディ映画ベストテン】

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